北千住の飲み屋横丁へ潜入。@五味鳥

北千住の飲み屋横丁。

昭和の空気が色濃く残るこのエリアには、カウンター中心の小さな店が並び、仕事帰りの常連たちがグラスを傾ける光景が広がります。そんなディープスポットの一角に、焼き鳥の名店『五味鳥』が暖簾を掲げています。1980年創業と長年にわたり地元民に愛される老舗。常連の多い店らしく、店内はアットホームながらも独特の空気感をまとっている。そんな空気の中に、一人突撃してみました。

さっそく注文したのは「鳥もつ煮」。レバーやハツ、キンカンなど、いくつもの部位が一緒に煮込まれ、濃厚な味わいが楽しめる一品。しっかりと甘辛く煮込まれたモツが酒を誘う。

続いて、おまかせの5本セットを注文。串の味付けは総じて強め。お酒も主役の１つということなのでしょう。そこにしっかりアジャストしているように感じる。特に「味噌焼」は、焼けた味噌の香ばしさと濃厚なコクが特徴的で、同店の名物として評判の一本。しっかりと塩味や甘みが効いているため、ビールや焼酎との相性は抜群です。

その他の串はこちら。

「ぼんじり」
「すなぎも」
「皮」
「せせり」

そして、この店には締めのメニューがない。まるで、はしご酒を前提としているかのような潔さ。それがまた、この界隈の文化に馴染んでいるのかもしれません。北千住のディープな魅力を感じられる一軒。ご馳走様でした。

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五味鳥
03-3870-5611
東京都足立区千住1-32-6
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13064836/