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2025.01.27 昼

母の温もりを感じる、一杯の武蔵野うどん@ががちゃ屋

うどん

和光・新座・志木・川越

1000円〜2999円

★★★☆☆

埼玉県西部の鶴ヶ島市にあるうどん屋『ががちゃ屋』を訪ねます。

店名の「ががちゃ」は、山形県庄内地方の方言で「お母さん」を意味するそう。その名が示す通り、この店には母親のような温かさと懐かしさが感じられる一杯が待っています。2007年の創業以来、地元の人々に愛され続ける理由は、埼玉の郷土料理である武蔵野うどんをしっかりと守りつつ、一つひとつに細やかな工夫を加えていること。その姿勢が、地域に根差した人気店としての地位を築いているのでしょう。

今回いただいたのは「肉汁うどん」

武蔵野うどん特有の強いコシを持つうどんは、北海道産全粒挽き粉を使用した自家製麺。噛むほどに広がる小麦の甘みと香ばしさが際立ちます。このしっかりとした太さのうどんが、濃いめの醤油ベースのつけ汁に絶妙に絡むのです。

つけ汁には豚肉の旨味がたっぷりと溶け込み、優しい出汁の風味が全体をまとめています。そして、武蔵野うどんとしては少し珍しいもやしがたっぷりと入っており、そのシャキシャキとした軽やかな食感がアクセントに。途中で添えられた生姜を落とせば、ほんのりとした辛味と爽やかな香りが加わり、最後まで飽きることなく楽しむことができます。

手間暇を惜しまず作られたうどんは、地元の味を伝えるような、どこか母の手料理のような優しさを感じさせます。ここで味わう一杯は、武蔵野うどんの王道を守りつつ、店主の温かい思いが込められたもの。郷土料理の魅力を再発見できる場所として、ぜひ一度訪れてみてください。ご馳走様でした。

ががちゃ屋
049-287-7779
埼玉県鶴ヶ島市下新田12-8
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110304/11017604/

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