歴史に浸る老舗喫茶店。時が止まるような喫茶時間を。@珈琲 まるも

長野県松本市の老舗喫茶店『珈琲まるも』を訪ねます。

昭和31年創業というその歴史の深さに、早くも心が動かされる。店名は、併設された「丸茂旅館」に由来し、その佇まいは明治時代の蔵造り建築を今に伝えています。店内には松本民芸家具が配され、どの席に座ってもその趣を存分に感じられます。木の温もりや歴史が息づく佇まいそのものが、この店の魅力を物語っています。

「まるもオリジナルブレンドコーヒー」
ここで語るべきは味以上に、この店が醸し出す時間そのもの。コーヒーを飲む瞬間、それは歴史を口にするような感覚だ。正直、私はコーヒーそのものについて語れる舌を持ち合わせていないが、老舗喫茶店の雰囲気には言葉以上の説得力を感じます。松本民芸家具に囲まれながらカップを手に取ると、なぜか自分が少し上質になったような錯覚に陥ります。笑

「自家製プリン」
しっかりと焼かれた、昔ながらの焼きプリン。スプーンを入れると感じるのは、絶妙な弾力。舌の上で広がる卵とカラメルの甘さは、どこか懐かしくもあり、決して野暮ったくない。添えられた生クリームがリッチな口当たりを加え、トッピングのナッツが食感に彩りを添える。木の温かみを感じるテーブルでいただくこのプリンは、訪れる喜びをさらに引き立ててくれます。

ここはただコーヒーを飲むだけの場所ではありません。松本民芸家具の趣と歴史に触れ、その品格を味わうために足を運ぶ価値がある特別な場所なのです。

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珈琲 まるも
0263-32-0115
長野県松本市中央3-3-10
https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20000622/