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2025.01.14 昼

絶景の関門海峡とともに楽しむ、和欧風創作料理@日和庵

フレンチ

下関

10000円〜29999円

★★★☆☆

山口県下関市、関門海峡を望む絶景の地に佇む『日和庵』。

その歴史は大正10年(1921年)にまで遡ります。由緒ある建物は2005年にフレンチレストランとして新たな命を吹き込まれたそうです。この場所へは急な坂道と階段を登った先にありますが、その努力は報われます。笑 到着すると目の前には関門海峡を一望する素晴らしい景色が広がり、行き交う船や対岸の街並みが美しく目に飛び込んできます。

同店が掲げるのは和欧風創作料理。地元山口県の豊かな食材を活かし、随所に和の要素を取り入れた一皿一皿が提供されます。箸を使って気軽に楽しめるようテクスチャーに工夫が凝らされており、年齢層が高めの落ち着いた客層にも納得感を与える空間が整っています。その趣ある雰囲気と、素材を大切にした料理が織りなす和やかなひとときがここにはあります。

料理のラインナップはこちら。

「アミューズ」
スタートはフグの煮凝り。下関の特産品であるフグを、出汁の旨味が際立つ煮凝りで提供。ブロッコリーが鮮やかなアクセントです。もう1つは、鴨のローストをハム仕立て。林檎とさくらんぼのソースで軽やかに仕上げた一皿。

「冷たいオードブル」
本マグロや長州地鶏のテリーヌがモザイク柄に美しく並べられ、鮟鱇の肝や鹿のマリネ、木の子のラタトゥイユといった贅沢な組み合わせ。柿のソースやオニオンとマスタードのソースといった工夫が、それぞれの素材の個性を存分に引き出しています。

「温かいオードブル」
仙崎産のマトウダイをベーコンで包み、春キャベツとサフランソースでいただく一皿。淡白な白身魚にベーコンの旨味を重ねることで、料理に深みと満足感が加わります。

「スープ」
温かなじゃがいものスープは、シンプルでありながらホッとする優しさに溢れ、次の料理への期待感を高めてくれます。

「魚料理」
メナダやイトヨリ鯛を用いた魚料理は、赤パプリカと魚の出汁のソースが特徴。繊細な白身魚の風味を引き立てる濃厚なソースが、味覚を存分に刺激します。

「口直し」
青リンゴのグラニテと赤ワイン風味のジェラート。甘味と酸味が調和し、口内をリフレッシュさせてくれる一品です。

「肉料理」
イベリコ豚のベジョータと牛もも肉のグリエ。濃厚な自家製フォンドボーにオニオンとバイオレットマスタードを合わせ、味わいに深みと変化をもたらしています。

「デザート」
濃厚なチョコレートケーキ、ヨーグルトのジェラートなどを添えた一皿。甘さと酸味のバランスが絶妙で、最後まで飽きることなく楽しめます。

抜けるような青空の下、関門海峡の絶景が一望できたこの日。「日和庵」で味わったのは、料理だけでなく、その美味を引き立てる晴れ渡る景色でした。晴天に恵まれたこのひとときは、まさにご馳走日和。料理、景色、そして空気感まで楽しませていただきました。坂道は辛かったけど。笑

日和庵
050-5590-9856
山口県下関市丸山町5-3-19
https://tabelog.com/yamaguchi/A3502/A350201/35000251/

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