2025.01.07 昼 特別な一杯と心づくしの料理で始まる一日@ツェーンコーヒー 喫茶店・カフェ 上野・浅草・日暮里 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 上野にある喫茶店『ツェーンコーヒー』、その名は「10」を意味するドイツ語からきているという。 店主のお名前が由来だそうですが、ドイツから直輸入したという焙煎機の存在も関係しているのかも。いただいたのは「新春のコーヒー」。これはこの季節のためだけに作られた特別なブレンドだという。個人的に、私はコーヒーの味そのものを語る資格がないほどの苦手だが、そのエピソードだけで創業者の細部へのこだわりが伝わってまいります。 特別な香りを纏った一品、シナモンのドーナツ。 この店の隠れた主役と言っていいだろう。見た目はシンプルで飾らない。だが、ひとたびその香りに触れれば、口に運ぶ前から期待が高まる。シナモンのほのかな甘い香りがコーヒーと抜群の相性を作り出す。まるで、コーヒーがこのドーナツのために淹れられたかのようです。 そして、ここでぜひ頼んでほしいのがハムトースト。耳の有無を選べるのだが、ミトミえもんはなし派。こんがりと焼かれたパンの表面は程よくクリスピー、中はしっとり。さらに皿が温められている配慮が、冷めることなく最後まで楽しませてくれる。バターの香りがふんわりと鼻を抜け、これがまたコーヒーと相性抜群だ。 創業者のストーリーや商品へのこだわりが感じられ、それでいて気負わずに、しかし確実に満足を与えてくれる店。それが上野のツェーンコーヒーでございます。ご馳走様でした。 — ツェーンコーヒー03-3832-0910東京都台東区上野1-14-2https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13043953/