2024.12.31 昼 一杯18,700円の中華そば!?@ふかひれ家 中華料理 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 陳 建一氏の弟子にして赤坂四川飯店グループを長きに渡った支え続けた巨匠、菰田欣也氏。彼が麻布台ヒルズに新しく出店したのが『ふかひれ家』。その名の通り、中華における最も高級な食材の1つであるふかひれが主役。日本最高峰の商業施設で提供するのに、これ以上相応しい中華料理もなかなかないでしょう。笑 今回注文したのは「毛鹿鮫の尾びれを使用した中華そば」。 一杯18,700円というショッキングな値段だが、これには理由がある。まず、そのフカヒレのサイズが立派すぎて、これ以上ない贅沢感。確かにヨシキリザメや胸ビレには及ばないとの評価もあるが、食感と存在感は圧倒的。ふかひれをここまで堪能できるアウトプットは他にはないだろう。 そしてスープ。優しいとろみ感が作るのは上品な味わい。乾物由来の旨味が重層的で、これぞ一流中華料理人の腕の見せ所だ。さらに驚かされたのは、スープに潜む付け合わせ。鮑や 和牛の紹興酒漬けが入っているのに、「付け合わせ」という言葉で片付けるのは何の冗談でしょう。笑 味変には、自家製のXO醬ザーサイが登場。これがまた、中華そばにアクセントを加え、飽きさせない。 セットメニューとして棒棒鶏や 杏仁豆腐も提供されるが、ここではあくまで脇役。 主役である中華そばの存在感が圧倒的で、価格に見合う満足感を与えてくれる。菰田シェフの手腕が光るこの一杯。麻布台ヒルズに集う人々の感性やライフスタイルに、これほどまでにマッチする料理があるだろうか。 ご馳走様でした。 — ふかひれ家050-5593-4815東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 3Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13291282/