まさに本場の四川麻婆豆腐。@京華樓 本館

横浜中華街にて行列を作る中華料理店『京華樓 本館』へ。

その誕生は2004年ですが、歴史を遡るとその前身は中華食材専門店。香辛料や調味料を熟知したバックグラウンドがあるからこそ、ここでは四川料理の真髄が味わえるのが魅力。本場四川省から直輸入された厳選香辛料、この事実こそが本格四川料理であることの裏付けでもございます。

だからこそ、名物には自信を持って「本場」の文字を踊らせる。

「本場の四川麻婆豆腐」。

ポイントは、京華樓ならではのこだわり抜かれた味の構成。本場四川の味を支えるのは、「麻（花山椒の痺れ）」と「辣（唐辛子の辛さ）」の絶妙なバランス。その刺激的なスパイスの中に、甜麺醤の甘さが加わることで、ただの激辛では終わらないコク深い味わいが完成します。この香りと味の奥行きこそ、リピーターが後を絶たない理由です。

さらに、特注の木綿豆腐にも注目。しっかりとした弾力を持ちながら、火が通ることでとろりと舌の上で溶ける食感。これが、辛味や旨味、甘味をしっかりと受け止め、全体をまとめ上げる重要な役割を果たします。そして、もうひとつ欠かせないのが「ひき肉」の存在感。食べた瞬間に広がる香ばしさと、甜麺醤で包み込まれた深い味わいが、豆腐と調和して次々と箸が進む美味しさを生み出します。さらには、にんにくの芽がピリッとしたアクセントを加え、全体の味を引き締める名脇役に。

四川には行ったことはないが、きっとこんな味の麻婆豆腐が提供されるのでしょう。ご馳走様でした。

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京華樓 本館
050-5594-8908
神奈川県横浜市中区山下町138
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14001178/