2024.12.19 夜 六本木にある本格ピッツェリア@PST 六本木 イタリアン・ピザ 六本木・麻布・広尾 5000円〜9999円 ★★★☆☆ 六本木にあるピッツェリア「PST」、正式にはPizza Studio Tamakiを訪ねております。 六本木の喧騒から離れた乃木坂寄りの店舗。近くにある国立新美術館などがエリアの雰囲気を1つシャレたものにしております。ピッツェリアもそれに似合いもので、ポジティブな空気が店内を流れております。ちなみに、ピッツァイオーロの玉城さんは、麻布エリアにある「Savoy」や「Pizza Strada」でも活躍した人物。その経歴にも期待が高まります。 ピッツァに入る前に、まずは前菜の「24ヶ月熟成スペイン産生ハムのサラダ」から。塩気の効いた生ハムにシャキシャキの野菜が絡み、軽やかでありながら満足感のある一皿。ピッツァ前の準備運動としては十分に役割を果たしてくれます。 次に注文したのは窯から香る一品「窯焼きラザーニャ」。窯焼きならではの香ばしさが広がり、濃厚なトマトソースとチーズのハーモニーがたまりません。 ピッツァは2種類。 ここからが本命のピッツァです。まずはトマトベースの中からクラシックな「水牛のモッツァレラを使ったマルゲリータ」を。水牛のモッツァレラのクリーミーさ、トマトソースの酸味、生地の塩気が一体となり、まさに王道の美味しさを楽しめます。ただし、やや塩気が強く、シンプルな組み合わせだけにその塩味が前面に出てくる印象もありました。 チーズベースから「スペシャルビアンカ」を。こちらはチーズ好きにはたまらない一品。ブッラータ、モッツァレラ、マスカルポーネの豪華な共演。さらにトリュフオイルを垂らすと、一気にリッチな風味が広がります。ただし、モッツァレラがやや目立ちすぎてしまい、他のチーズやトリュフの風味がやや控えめに感じられるのが惜しいところ。 今回はハーフサイズで注文したピッツァでしたが、これが耳の面積を相対的に増やしてしまう結果に。PSTのピッツァは生地が主役級の存在感を持つだけに、フルサイズで頼んだほうがその本領が発揮されるのでは、と感じました。塩気の効いた生地は確かに美味しく、お酒との相性も抜群。ただ、強い塩味が単体で食べるには少々先行しすぎる印象も。とはいえ、素材や技術へのこだわりを感じられる一品一品で、特に夜の一杯と合わせて楽しむには最適なピッツェリアです。 ご馳走様でした。 — PST 六本木03-6434-7932東京都港区六本木7-6-2https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13228723/