2024.11.25 昼 日本のイタリアンを牽引するサローネグループの関西初進出店。@クイントカント イタリアン・ピザ 大阪市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 日本のイタリアンを牽引するサローネグループ。 本町にある「サローネ2007」を旗艦店として、東京や大阪へとその勢力を拡大しております。同グループによる大阪初出店のレストランが『クイントカント (QUINTOCANTO)』。ちなみに、”QUINTO”とは5番目という意味のイタリア語だが、まさにグループ5店舗目の出店となっております。 料理は、伝統的なイタリアンを土台にしつつも、積極的に日本の文化や食材を組み込んだもの。この取り組みを見事にリストランテのお皿にアップデートした料理が並びます。目にも舌にも、そして脳にも美味しい料理達。ぜひお楽しみください。 料理のラインナップはこちら。 「フォアグラのカタラーナ」クリームブリュレをイメージしたという前菜。デザートから開始したような、コースを逆転させた遊び心にまず心が掴まれます。だが、フォアグラの塩気がしっかり前菜の役割を果たすなど、説得力のある一皿に仕上げております。ソースにエスプレッソとか使うのも面白い。 「~発酵と伝統~剣先鳥賊無」日本の伝統文化である発酵をテーマにした料理。烏賊は塩辛に、烏賊いしりでマリネ、蕪も発酵するなど、テーマに設定した発酵を幾重にも重ねてまいります。必然的に和のエッセンスを強く感じる一皿に。茎やゲソが食感を作っているのも面白い。 「仔羊 宇陀金ごぼう」絶妙な火入れの仔羊には、まるでドルチェのようなカカオと肉で作ったソース。大和野菜の宇陀金ごぼうは、コンフィに素揚げにピュレにと、テクスチャーの違いを楽しませます。 「ニョッキ 加賀蓮根」今度は加賀野菜。こちらも同じテクスチャーの違いを楽しませます。かなりもっちりとしたニョッキも含めて、食感のバリエーションが多いのも楽しい。炙った鱧の香り、レモンのオイルの爽やかさ、カラスミの塩気など、味のバリエーションも豊か。こちも日本的なエッセンスを強く感じます。 「名古屋コーチンのロースト」名古屋と名古屋のマリアージュ。愛知特産の名古屋コーチンに合わせるのは、愛知発祥の八丁味噌と赤ワインを合わせたソース。シンプルに名古屋コーチンの旨味だけでも満足感があるが、マリアージュの試み自体がより豊かな料理にアップデートできております。追加料金でトリュフをすってくれます。 「スパゲッティ ポモドーロ」同店のスペシャリテの1つ。トマトを使ったソースを絡めた実にシンプルなアウトプット。酸味が強めでアルデンテな食感です。 「洋梨 根セロリ」サラダ仕立てのスイーツ。ディルのグラニテと根セロリのジェラート。 「ストウルーデル」オーストリアの伝統菓子をモチーフに。 ご馳走様でした。 — クイントカント050-5570-5516大阪府大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル本館 1Fhttps://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27073813/