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2024.11.15 夜

11店舗ものミシュラン店で修行したシェフの引き出し。@チッチャ

イタリアン・ピザ

神戸市

10000円〜29999円

★★★★☆

三ノ宮にあるイタリアン『チッチャ (Ciccia)』を訪ねます。

同店はこれまでコース料理を提供していたそうだが、今年からアラカルトに変更したとのこと。シェフと相談しながらメニューを決めていくので、自然とコミュニケーションが密接になっていきます。そのシェフはイタリア各地を巡り、なんと11店舗ものミシュラン店で修行したという実力派。このシステムならその引き出しを我々が自由に開けられるというわけか。贅沢な話だ。

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看板メニューは、季節のお野菜のバーニャカウダ。地元丹波の有機野菜を中心に、全国の野菜を楽しめます。

特に印象的だったのは、金沢産の魂のれんこん。もはや芋と呼んでいいほど。淡路の玉ねぎの甘さも格別。エゴマなんかが含まれているのも面白い。ソースも有料だがぜひ追加を。トリュフの香りがたまりません。

もう1つ、トリュフを使った料理を。とうもろこしの粉を使った滑らかなポレンタ。パンチェッタと玉ねぎを泡状にして重ねます。僕らの知ってるスクランブルエッグではなく、常に変化が楽しめる香り高い一品でございました。

パスタは2種類。

1つは、手打ちパスタのピチ。平打ちでもちもちのパスタは、トスカーナ州シエナ地方の伝統的なパスタだそうだ。トマトの味わいがビビッドで、ここにピリッとした辛さとニンニクの香りが加わります。

もう1つは、シャラティエッリ。カンパニア州アマルフィ海岸で食べられている手打ちパスタで、白ワインを練り込んでるんだとか。長芋のシャキシャキ感とのコントラストが面白い。カラスミの味わいもお酒とピッタリだ。

最後は肉料理を。

屋号のチッチャ(Ciccia)はイタリア語で”肉”という意味。となれば、肉料理は欠かせません。定番の肉料理である「和牛イチボのタリアータ」を注文。ハーブとスパイスでマリネしたという薄切りのイチボの柔らかさが超絶。コクのあるバルサミコ酢、たっぷりのパルミジャーノチーズなどの組み合わせも素晴らしい。

アラカルトによって会話が生まれる。これが店の楽しい雰囲気を作り、食事も美味しくなっていく。なんと好循環のイタリアンなのでしょう。ご馳走様でした。

チッチャ
078-272-2662
兵庫県神戸市中央区加納町3-11‐2 奥田ビル 1F
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28034851/

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