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2024.11.14 夜

春巻きの食べ方が面白い!!@京 静華

中華料理

京都市

30000円〜49999円

★★★★☆

京都にあるミシュラン1つ星の中華料理店『京 静華』を訪ねます。

もともとは浜松にて「静華」という店を営んでいたそうですが、2008年に京の一文字を加えて京都にて再出発。齢73を数える大ベテランで、料理の土台となる部分に中華の歴史そのものを感じさせます。その上で、京都をはじめとした季節の食材を駆使して、シェフ独自の新しいアイデアをきっちり乗せております。

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中でも一番感動したのは「春巻き」。ぷりぷりの海老にパリパリと油の切れた衣など、そもそもの技術の高さに加え、吉田牧場からのチーズでコクなどを加えた一品。さらに、麻辣味のシャーベットを添えており、これと交互に食べるのが京静華流。熱いと冷たい、辛いと旨いの攻守が目まぐるしく変化していくのは、ただただ面白い。季節によって春巻きの中身は変わっていくそうで、ぜひ別の季節にも食べてみたいところです。

本日はご馳走様でした。

その他の料理のラインナップ。

「小碟 秋野菜」青梗菜のお浸しと秋野菜の香り揚げ。

「蟹黄蒸鮫 上海蟹」なんというものを包んでしまうのでしょう。上海蟹が濃厚な味噌含めて包み込まれます。

「香爆魷花 イカ 銀杏」ハリイカを一気に高温で焼き上げあます。中華ならではの火入れの素材の風味の残し方が独特で好き。

「栗子焼肉 サドルバック 丹波栗」鹿児島の産の豚の煮込み。付け合わせの丹波栗のしっとり感も秀逸。紹興酒との相性の良さよ。

「静華魚生 明石鯛」見た目に華やかな一皿。酢橘とオリーブオイルの風味もまた華やか。

「砂鍋魚翅 ヨシキリ鮫尾鰭」濃厚な味わいが、じっくり深鰭をしっかりコーティング。それでいて上品さも保つのは熟練の技か。

「香煎牛肉 近江牛サーロイン」甜麺醤のソースを添えて。

「蟹肉粉絲 セコ蟹 春雨」蟹出汁の旨みを余すことなく堪能できる一皿。春雨が全部旨みを吸収しているのだ。

「干燒龍蝦 伊勢エビ」ポジティブな油のニュアンスと辛味のあるチリソースが見事に調和。

「鮮菇米糕 天然キノコ もち米」炊き込みご飯的なアウトプットだが、終始香りがやばい。笑

「担々麺 手打ち麺」タヤリンのような卵麺。麺の柔らかさが適度な辛味とコクを持ったスープとマリアージュ。

「甜品三道」杏仁豆腐など。

京 静華
075-752-8521
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町36-3 2F
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26006497/

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