2024.11.03 夜 鮨一幸、札幌から銀座へ。@鮨 一幸 寿司 銀座・新橋・有楽町 50000円〜 ★★★★★ 鮨一幸、札幌から銀座へ。 これ以上のないほど大きな出来事ではあるが、もう何年もそこにあったと錯覚してしまうほど何も変わっていない。空間は広くはなっているが、掲げられたアートなどもあの時の景色のまま。大将の工藤氏はもちろんのこと、隣にいて安心感を作ったお父様などスタッフもそのまま。空気というのは人が作るんだなと思わずにはいられません。 料理にも変化はない。もともと工藤氏の仕入れのテリトリーは北海道ではなく、全国だったのだから当然と言えば当然。春のスペシャリテである蝦蛄なども毎週北海道に帰ることで、同じものの提供を続ける予定なのだとか。この時期のスペシャリテといえば、トロと松茸で作った「トロ松」だが、その姿もそのまま再現されております。松茸のエキスが鮪にまで浸透し、その余韻の強さはエグいとしか表現できません。笑 まずは、つまみ。1つ1つの素材力と、シンプルでありながら導き出される旨味の強さに終始驚き。 「鯛」いかってるニュアンスもありながら旨味も強い。さっそく素材と技術の妙に感心させられます。 「赤貝」 「鰹」鰹の筋肉質な食感は初体験かも。海苔醤油はそのままつまみになるほど美味。 「白子」日本酒ください。笑 「ばちこ」半生のテクスチャー。旨みがびしゃと口の中に飛び出します。 続いて、握り。シャリは変わらず米酢。その酸味のある味わいがネタと握手をして、瞬発力のある味や余韻の長い味わいを自在にコントロールする。順番にも美学があり、1つ1つの魅力がビビッドにあるように設計しているのも魅力です。 「かすご」 「烏賊」 「鰆」 「中トロ」 「大トロ」 「雲丹」 「のどぐろ」 「小肌」 「オニアジ」 「穴子」 「玉子」 「尾の身」 「巻物」鉄火と干瓢 移転おめでとうございます。ご馳走様でした。 — 鮨 一幸東京都中央区銀座5-11-12 日総第26ビル 3Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13300481/