2024.09.26 夜 オリジナル鶏で勝負する二代目。@にかわ 焼鳥・焼きとん 伊勢・志摩・鳥羽 10000円〜29999円 ★★★★☆ 伊勢にある老舗焼鳥店『にかわ』を訪ねます。創業1971年と半世紀を超える歴史があるが、当時は焼鳥居酒屋のような形態だったとか。看板の”やきとり”や”唐あげ”の文字にその名残が感じられます。 同店のターニングポイントは、現在の二代目に変わってから。祖父から孫へのバトンタッチであり、彼こそが居酒屋からコースの焼鳥店へと飛躍をもたらした人物でございます。 跡を継ぐまでのキャリアに焼鳥はないが、どの焼鳥店にも負けぬほどのこだわりを見せる。例えば、鶏肉。高知県足摺で作られた、にかわだけのオリジナル鶏を使う。飼育期間には170日にも要し、その結果、抜群の強い旨みを作り出します。刺身の提供があるのも、それゆえの自信からでしょう。また、地元三重の立地を最大限に活用したのも魅力を高めます。炭は伊勢志摩備長炭、器は伊賀焼といった具合に。 そろそろ料理のラインナップをご紹介してまいりましょう。 「むね肉のたたき」県産のデラウェアをソースに 「もも肉のたたき」皮めをカラッと焼き上げて。地元の名残とオクラと。 「白レバー」産卵前の雌。濃厚な旨味に悶絶。 「鶏スープ」鶏ガラと水だけ。出汁感の強さに驚き。 「ねぎみ」鶏油や塩に頼らぬ、肉の旨み勝負。ネギはいい仕事。 「砂肝」中心部と縁側の部分を交互に。 「皮」 「ささみ」火入れの妙か、繊細さのある食感が特徴的。 「胡瓜と茗荷」地産の胡瓜と滋賀の茗荷の組み合わせ。 「赤茄子」ソースは別の茄子。茄子と茄子の掛け算。 「つくね」これだけ親鳥を使用。先代が使っていた鶏なんだとか。ついつい涙腺が緩みます。笑 「近江鴨」アスパラはジェットファームより。 「せせり」皮付きは珍しい! 「肝」 「もも」 「ラーメン」最初のスープに生醤油を加えて 「卵かけごはん」卵はちょうちん! 「水羊羹」 ご馳走様でした。 — にかわ050-5589-2663三重県伊勢市一之木2-5-10https://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24019007/