これぞ北海道イタリアン。@セミーナ

札幌市内にあるイタリアン『セミーナ （Semina）』を訪ねます。ここは余市にあるイタリアンの名店「SAGRA」の跡地であり、シェフもスーシェフとして活躍した人物。店舗を受け継いだだけでなく、北海道の食材にこだわり姿勢も引き継いでいるようだ。

その証拠に店舗の黒板には北海道の地図が描かれ、土地と生産者の名前がびっしりと書かれております。ちなみに、”Semina”とは種まきの意味。北海道全土に芽吹いた種たちでコースを作っているということか。

北海道は、肉も魚介にも恵まれた土地ではあるが、コース全体の印象は野菜の主役感。料理は間違いなくイタリアンではあるが、素材を活かすためのアプローチも印象的です。1万円未満という価格設定も魅力的で、連日満席になるという人気の理由はいくつも確認できました。ご馳走様でした。

料理のラインナップはこちら。

「玉蜀黍の冷製スープ」由仁町の名産ユニコーン。濃厚でねっとりとした深い味わい。

「自家製フォカッチャ」塩がビシッと効いてて美味。これ食べすぎちゃうやつ。

「鰹のカルパッチョ」生ハムのコンソメとイタリアの魚醤で漬けに。夏野菜のカポナータのマリネとともに。

「生ハムとモッツァレラチーズ」もちもちですっきりとした味わい。おこっぺ牛乳？

「銀宝のフリット」根室産。衣はしっかりめだが、中のとろけかたが魚のそれじゃない。同じく根室のズッキーニがマヨネーズ的なポジションで躍動。

「紫雲丹と焼き茄子のタリオリーニ」主役は茄子。野菜の味わいだけで十分だが、雲丹の風味と塩味が下支えした絶品パスタ。

「松茸のリゾット」チーズの味わいも主張しているが、松茸の香がビビッドに感じられます。本当に北海道って食材の宝庫なんだなぁ。

「ビブロースのロースト」新得町。脂に圧倒されたが、これが不思議とすっきりと旨味を残して消えていきます。付け合わせは、完熟の万願寺唐辛子とインカのめざめ。

「パンナコッタと牛乳のジェラート」

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セミーナ
050-5597-3439
北海道札幌市中央区南1条西8-20-1 ライオンズマンション小六ビル 1F
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1055732/