2024.09.14 夜 料理を通じて、今治の魅力を饒舌に語る。@しの田 日本料理 今治・新居浜・しまなみ海道 10000円〜29999円 ★★★★☆ 愛媛県の今治にある日本料理店『しの田』を訪ねます。外観は実にシンプルだが、料理は饒舌に今治の魅力を語ってくれます。いや、ご主人である篠田氏自身も実にユニークな性格で、その話術と料理とで充実した食体験を提供してくれます。 今治といえばタオルが有名だが、もちろん魅力はそれだけではない。魚は人気漁師である藤本氏だったり、自給率0.1パーセントとされる国産胡麻の栽培、お酒やその器まで、今治をはじめとした愛媛のポテンシャルの高さをコースを通じて伝えてくれます。ちなみに、今治タオルもしっかり冒頭やお酒のパッケージで登場しております。笑 コースのラインナップはこちら。「レモンシロップのソーダ割り」 「煮えばなと舞茸」お凌ぎ的な位置付けか。シャリ風な酸味のあるアウトプット。 「月と鼈のお椀」月をあしらったお椀に伊予産の鼈の出汁。シンプルながら強い出汁の旨味に重陽の節句に合わせた菊を浮かばせます。 「鱧」骨切りしたものではなく、骨のないところをお刺身にて。 「鰆」手前は漬けで奥は普通に。ここで登場するたたきオクラと和えた胡麻が国産の今治の胡麻。 「茄子の揚げびたし」海老出汁に浸して、海老おぼろを茄子に重ねます。異なる方法論ながら確実に茄子に旨味を足しております。 「鮎」上は塩で、下は魚醤をふきかけて。後者のアプローチは新鮮で面白い。青梅を合わせるのもまた面白い。 「酢の物」蛸の子、茄子、胡瓜、つるむらさき、茗荷。 「鮑と鱧のお椀」鮑の飛龍頭に、鱧のすり身。肝をすり流しちゃうのが面白い。 「ピーマンとちりめん山椒」カリフォルニアワンダーなる希少種のピーマンだそうで、その食感と風味の強さが特徴的です。 「月見団子」 ご馳走様でした。 — しの田0898-22-4545愛媛県今治市松本町2-2-4https://tabelog.com/ehime/A3802/A380201/38006443/