2024.08.28 夜 鴨と鶏が双璧をなす。@心伯 焼鳥・焼きとん 大阪市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 焼鳥店において鴨の位置付けはそう大きくはない。多くても2、3種類程度が出るかどうかでしょう。だが、大阪で話題の焼鳥店『心伯』では、鴨は重要なポジションを担う。”鶏”と”鴨”の割合は半々ほど。なぜ鴨が重用されるのか、その問いの答えは簡単だ。豊中にある人気鴨料理店の「鼓道」の新業態のお店であり、さまざまな鴨料理を楽しませてくれるのは必然というわけです。 コースの前に素材についてご紹介しておきましょう。 鶏は、静岡県産の天城軍鶏。軍鶏だけに弾力があって食べ応えがしっかりしております。そして、そもそもの素材が持つポテンシャルに、脱水と熟成を加えて更なる旨味を引き出しております。鴨は滋賀県の近江鴨。透明感のある味わいで臭みなどと無縁。その素味だけに頼ることなく、創作性が高いアウトプットも特徴。特に女性たちが喜びそうな印象です。 おまかせコースはこちら。 「トマトのすり流し」 「鴨たく」とろたくならぬ、かもたく。ツルムラサキのソースで 「むね肉の抱き身」前述の熟成の旨味と鶏油で強い満足感を作ります。やはり食感はしっかり。 「冬瓜のそぼろ餡掛け」昆布締めのささみとともに。 「もも肉」旨味の強さよ。 「鴨のレバーパテ」滑らかなシルエットが珍しい。これだけの固体にあっても臭みはなし。しば漬けとともに。 「近江鴨のはつ」生姜を挟み込んで。 「発酵鶏せせり」発酵アプローチも鼓道由来のものだとか。 「口直し」鬼おろしに茗荷とガリ。 「鴨ロースと鶏ももたたき」ついに2つが共演! 「ズッキーニのコンフィ」山椒クリームソースで。 「手羽先」8年ものの奈良漬を包み込んで。 「つくね」2度目の共演は、天城軍鶏と近江鴨のブレンド。 「泉州水茄子と霧島大根」 「土鍋ごはん」とうもろこしとトリュフ。 「親子丼」色の濃い卵は赤がんこ。鼓道の人気メニューだとか。 「蕎麦」すだち蕎麦。やはり鼓道でも蕎麦を提供しているそうです。 「生麩」金時草を練り込んだもの。 ご馳走様でした。 — 心伯大阪府大阪市北区西天満6-6-12https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27122059/