2024.08.03 昼 美味しい蕎麦と静かな時間を求めて。@ 木挽町 湯津上屋 そば 銀座・新橋・有楽町 1000円〜2999円 ★★★★☆ 時間がゆっくりと流れていく、、、忙しない東京にあって、この感覚になる店は多くはない。しかも、日本を代表する繁華街である銀座だと尚更だ。今回はそんな時間感覚を楽しめる蕎麦屋をご紹介してまいりましょう。銀座の東側にある木挽町の路地裏にある『木挽町 湯津上屋』、昔からの風情の残った昭和の面影のある建物で迎えてくれます。 時間のないお客様はご遠慮願います。 入り口の貼り紙の文字を見ると、少々ハードルの高さは感じますが、ただ単に店主のワンオペ対応への理解を促すもの。音が全くないので、寡黙なご主人の作業音だけが店内に響きます。これが心地よく、蕎麦前とともにお酒のつまみになるような感覚。写真が禁止されていることなんかも含めて、時間がゆっくり流れる根拠になっているのでしょう。写真撮影などに忙しいグルメの方々には特に。笑 蕎麦前にいただいたのは「玉子焼き」と「そば豆腐」。前者は甘めな味付けで、香ばしく焼き上げたもの。後者は、そばがきをそのまま豆腐に固めたようなもの。蕎麦の香りをビビッドに感じられるものになっております。 蕎麦は、つけ天にていただきます。 蕎麦自体は細めで、ホシの入ったビジュアルの通り、野生味のある風味の持ち主に。程よいコシもあり、ぜひ塩やシンプルな出汁で食べてみたい、そんあお蕎麦でございました。ただ、今回はつけ天であり、小海老のかき揚げが入ったものがつけ汁を担う。ぷりぷりの海老の食感もポジティブだが、むしろ出汁と油の風味を吸い込んだ天ぷらの衣がたまらない。天抜きにて食べたいレベルのクオリティー。 美味しいそばとゆったりとした時間を求めて再訪したいと思います。ご馳走様でした。 — 木挽町 湯津上屋03-3567-0838東京都中央区銀座1-22-14https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13019153/