ここはまさにマキノさんの家。@マキノンチ

金沢にあるレストラン『マキノンチ （MAKINONCÎ）』を訪ねます。

以前は、「フランス料理makino」を名乗っておりましたが、フランス料理と訣別して、枠にとらわれないジャンルレスな料理に辿り着いております。また、格式高いフレンチのイメージからも離れて、リラックスできる空間で迎えてくれます。そう、ここはまさにマキノさんの家、マキノンチ。

メニューはイラストになっていて、どんな料理が登場するのか予想するのも楽しい。料理もまた個性的で、時折想像を超える食材の組み合わせをみせるが、どれも見事に調和が取れているのが素晴らしい。さて、ここから先はネタバレ注意でご覧ください。笑　

まずは３種類のアミューズから。

「マカロン」能登の珠洲にある製炭所の炭を使ったメレンゲに鶏のパテを挟んだもの。

「赤烏賊」烏賊墨のブリオッシュの上に赤烏賊とスウェーデンのキャビアを。

「人参のムース」雲丹とコンソメのジュレとともに。

「鮎ケーキ」
鮎のケーキに鮎の炭火焼きを重ねた一品。蓼は揚げた形で登場。トマトソースを添えて。

「牡丹海老」
豆乳や醤油と合わせたアイスがソースを務める。

「ポテトチップス」
極薄のチップスだが、ジャガイモの風味がしっかり立つ。余韻に白海老が続く。

「のどぐろ」
氷見より。クリアな脂の旨味が明確な素材で、日向夏やハーブがバランスをとる。最後は、残った脂をご飯と一緒にいただきます。

「鰻の手巻き」
お米のサラダという位置付け。鰻、カカオ、玉蜀黍、桃、奈良漬などと巻かれるが、想像を超えた調和がとれた料理。

「甘鯛」
氷見より。脂のよくのった甘鯛だが、ここに油のエッセンスを加える。烏骨鶏の卵黄とオリーブオイル、これに酢橘を絞って、乳化するまでかき混ぜて、自家製マヨネーズの完成。脂と油のインパクトに酢橘の酸味などが加わります。参加型な部分も含めて、楽しく美味しい料理。

「生ハム」
口直しと紹介されるが、ボリューム的にも味わい的にも主役級。地産のブッラータに、地産のヘタ紫なすを生ハムで包みます。生ハムのしっとりとした口当たりが、全体に一体感を作ります。

「夏鹿のロース」
臭みと無縁の味わいに、しっとりとや新かな火入れ。骨や筋にトリュフを重ねたソースで。

「鮑ライス」
鮑の炊き込みご飯だが、主役はスープのほう。牡丹海老、蛤、岩牡蠣、サザエなど豊富な魚介をエスニック風に仕上げております。ブイヤベースのような、トムヤンクンのような。これは無限に食べられそう、、、笑

「パッションフルーツ」
奄美大島より。

「ゴールデンパイナップルのアイスとブルーベリー」

「マキノンチのサブレ」
ドライマンゴー

「トマトチョコレート」
自家製のトマトをチョコレートでコーティング。

ご馳走様でした。

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マキノンチ
050-3503-3318
石川県金沢市山の上町25-18
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17012300/