全国に名を馳せる中華料理店。@眞善美

名古屋にある全国に名を馳せる中華料理店『眞善美』を訪ねます。四川料理の名店で腕を磨いたシェフだが、麻辣に頼るばかりでなく、素材の味わいを活かした料理が特徴。

日本の旬を上手につかまえたコース料理に定評がございます。また、中華料理における出汁である上湯の出来栄えも素晴らしく、あっさりしているのにコクのある深みのあるスープを完成させております。地元の名古屋コーチンを使った上湯スープには、冬瓜、キノコ、鮑など素材型のトッピングが浮かんでおります。眞善美のコンセプトに忠実な料理と言っていいでしょう。

フカヒレのスープでもこの上湯が活躍。ゼラチン質のモウカザメのフカヒレをバッチリとコーティングしております。

スペシャリテ的な位置付けにあるのはこの「北京ダック」か。皮がもっちりとしており、パリパリに仕上げた肉とのコントラストが楽しい。

定番の胡瓜などを使わないので、このコントラストが強く出ているのかも。甜麺醤とのバランスを含めて、かなりのレベルと言っていいでしょう。コースとは別の任意のメニューであるが、注文していないお客さんは一人もいない。笑　スペシャリテの外出しは有効かもね。メモメモ。笑

その他のラインナップはこちら。

「一寸豆」名残の一寸豆に、ヤーツァイと黄韮と合わせて。さっそく素材型の料理。

「鱧」湯引きした鱧に葱と山椒ソースを重ねて。このソースも抜群なら、クラゲとの食感のコントラスもお見事。

「春巻き」糖度の高いホワイトコーン。キャビアは塩気の担当。

「チャーシュー」加藤ポークの肩ロース。

「車海老と黄韮」愛知県産の天然車海老。ぶるんとした食感を実現する火入れとねっとりとコーティングした味付けが最高。

「シャトーブリアン」宮崎産。付け合わせはアスパラやポルチーニ茸。

「麻婆豆腐」コク系の麻婆豆腐。さすが主戦場の四川料理だ。

「鶏塩ラーメン」潤菜入り。

—

眞善美
052-982-8820
愛知県名古屋市東区東桜2-12-34 M’s GARDEN 2F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23075825/