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2024.06.20 夜

素晴らしい焼鳥店から、素晴らしい焼鳥店が生まれた。@YAKITORI 燃 es

焼鳥・焼きとん

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★☆

六本木にある焼鳥店『YAKITORI燃es』を訪ねます。

同じく六本木にある人気店の「YAKITORI燃」の系列店であるが、むしろそのアップデート版とも言える高級路線に舵をきります。それを実現できているのは2つのエッセンスが重なり合うが故。1つは、前身の「YAKITORI燃WEST」から焼き場を預かる沼能氏の焼きの技術の高さ。以前は48席にも及ぶ大箱を仕切っていたが、その能力が12席のカウンターに集約されたのだから、そのアップデートに疑いの余地はない。もう1つは、串と串の間を彩るフレンチを彷彿させる美しい料理達。大衆料理にカテゴライズされがちな焼き鳥を見事にコース料理にアップデートしております。

敢えて2つのエッセンスを分けてご紹介してまいりましょう。

まずは料理から。

「鶏のパテとサブレ」
「スモークチキンのビスケット」
「いちごのメレンゲとフォアグラのテリーヌ」
フレンチのアミューズのようで可愛い。そして、美味。

「コンソメスープ」

「七種の野菜サラダ」全部クオリティーが高いが、特にパプリカの美味しさにびっくり。

「鶏のビスクの茶碗蒸し」鶏の旨味たっぷり。

「レバーパテと玉蜀黍とうもろこしのチュイール」

「手羽中の唐揚げ」

「鶏そば」麺線の美しさとセンスの高さは比例します。

今度は串。媛っこ地鶏、押岡地鶏、ホロホロ鳥あたりが登場するが、全体的に身の旨味の強さが目立つ印象。もちろん、これを引き出す塩の効かせ方や火入れの巧みさがあってこそなのでしょう。最初のももで言えば、皮のパリッとしたアタック、ジューシーさとその水分が伝える強い旨味、ここに輪郭を与える塩使いなど素晴らしいクオリティーでした。

続く、燃esの代名詞とも言われる「ささみの大葉巻き」。ささみにありがちなパサつきなどとは無縁で、しっとりと柔らかく巻き込まれた大葉の風味が常に味わいを豊かなものにしております。

以降の串はこんな感じ。

「スナップエンドウ」

「つくね」

「砂肝」

「アスパラガス」

「レバー」

「せせり」

「椎茸」

「ねぎま」

「はつ」

YAKITORI燃のカジュアルな魅力、YAKITORI燃esのスタイリッシュな魅力。甲乙つけ難い素敵な体験が味わえる、最高の焼鳥グループでございます。ご馳走様でした。

YAKITORI 燃 es
東京都港区六本木7-13-10 宮下ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13259508/

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