2024.05.15 夜 魅力的なアラカルトイタリアン。好きなものを好きなだけ。@malca イタリアン・ピザ 原宿・表参道・青山 10000円〜29999円 ★★★★☆ アラカルト、それは最近のレストランシーンで重要なトピックスだ。昨今の空前のグルメブームもあって、多くのレストランがおまかせスタイルのコースを採用。作業のオペレーションの向上やフードロス対策など特に店側のメリットが大きく、人気のある実力店ほどその傾向が顕著になる。だが、その揺り戻しなのか、お寿司では”お好み”、フレンチでは”ビストロ”などのスタイルが注目を集め始めています。きっと、好きなものを好きなだけ食べたいというお客様の本音が飲食店経営者たちに届き始めたのでしょう。 重要なポイントは、コーススタイルでも十分に集客可能なお店がアラカルトを始めたこと。今回紹介する外苑前のイタリアン『malca (マルカ)』もその1つだ。 シェフは、兵庫県淡路島にて鮮魚店を営む家系に生まれ、都内有数のイタリアン「TACUBO」でスーシェフを務めたお人。コース料理でも集客に困らなかっただろうが、アラカルトのスタイルが予約困難店へと拍車をかけている印象です。特にパスタの種類の多さが魅力的ですが、これを好きなだけ食べられるのが嬉しすぎます。また、シェフの出自に由来する但馬牛を始め、鮮魚店出身だからこそび魚の目利きも武器になっているようです。 パスタだけで、ついつい4種類も注文。笑 「ラトビア産オシェトラキャビアの冷製カッペリーニ」こんな高級店なアウトプットをアラカルトで食べられるなんて。笑 「サルディーニャ産カラスミとパクチーのアーリオオーリオ」パクチーの組み合わせがユニーク。 「純血但馬血統山崎牛、ボロネーゼ、手打ちタリアテッレ」但馬牛を一頭買いしているからこそ、煮込みに合った部位だけを選んでるんだとか。 「炭焼パンチェッタのカルボナーラ、スパゲッティ」炭の香りがかなりビビッドに感じられる一皿。 もちろんパスタ以外もアラカルトの提供で、前菜もメインもドルチェも魅力的なものばかり。 「カリフォルニア産生ハム、ヴォルビー、12ヶ月熟成」 「やま幸さんより 塩釜産本マグロのタルタル、ブラータチーズ、ブルスケッタ」 「スペイン産イベリコ豚ベジョータ、肩ロース」 「malcaのモンブラン」季節のモンブラン。この時期は、ピスタチオクリームと蕗の薹のアイス。 コアタイムの予約は困難を極めますが、遅い時間なら当日入れることもあるのだとか。これもまたアラカルトが生み出す魅力の1つでしょう。好きなものを好きなだけ、これに好きな時にが加われば無敵というもの。皆さんもぜひ魅力的なアラカルトをお楽しみください。ご馳走様でした。 — malca050-5590-2197東京都港区南青山2-27-16 篠塚ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13277748/