2024.05.14 夜 アカの新業態は、食堂!?@食堂 aca 世界料理(ヨーロッパ) 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ 日本有数のスペイン料理店として知られる「アカ(aca 1°)」。スペインの郷土料理に、日本的なエッセンスを含めてオリジナリティーを加え、リストランテに昇華した料理が最大の魅力。京都で創業して話題を呼び、東京の日本橋に移転して確固たるポジションを築く。そして、このほど新しいチャレンジとして、話題の麻布台ヒルズに新業態の店『食堂aca』をオープンさせております。改めて、東シェフ、おめでとうございます。屋号がそのまま新業態のコンセプトを体現しておりますが、今回のテーマは食堂的なカジュアルさ。冒頭でも郷土料理をベースにしていると説明したが、より郷土料理そのままを楽しめるようなコース設計になっており、その中でも日本の食材などとブリッジを作るのはお見事。まるでスペインのバルを食べ歩きしているような印象で、日本橋の本店とのコントラストも面白い。敢えてスペイン料理の名前で、コースのラインナップをご紹介してまいりましょう。「ガスパチョ」野菜とオリーブオイルだけで作った、敢えて漉しすぎぬシルエット。これがいい意味で家庭料理感を醸成します。 「トルティージャカマロネス」いわゆる桜海老のかき揚げ。これをアテにビールやカヴァなんかを楽しむそうだ。 「ポルボ・ア・フェイラ」スペインのバルでは定番のタコのガリシア風。蛸の煮汁でじゃがいもを茹でるんだって。昔から受け継いできた知恵って感じで好き。笑 「ボカディージョ」スペインのサンドイッチのこと。日本橋のアカでは小肌でお馴染みだが、食堂ではスペインオムレツを挟んで。ニンニク入りマヨネーズの顔をしたアリオリソースがたまらない。 「アホ・ブランコ」アンダルシア地方に伝わるスープ料理で、アーモンドとニンニクのペーストにしたもの。これをスープではなく、炭焼きのホワイトアスパラのソースに。日本の胡麻和えを彷彿とさせる一皿。 「アラデポジョ」いわゆる鶏の唐揚げ。いよいよ食堂らしさのど真ん中。笑 ただ、辛味のあるパプリカパウダーをたっぷりとまぶして、完全にスペインの世界線に連れて行ってくれます。 「エスカベチェ」いわゆる南蛮漬け。日本の伝統食材である鮎が使われるが、シェリー酒から作ったビネガーがやはりスペインの料理の印象に。 「サーロイン」スペインではサーロインを頼むと必ずと言ってもピキージョピーマンが添えられるんですって。文化の一端をのぞけるのが楽しい。 「烏賊墨のパエリア」1つめは、蛍烏賊を使った烏賊墨のパエリア。ついに東シェフ以外のシェフによるパッカーンの解禁です。笑 定番のアリオリソースとの組み合わせもたまらない。 「毛蟹のパエリア」2つめは、毛蟹のパエリア。再び、パッカーン。笑 「山羊のミルクアイス」 — 食堂 aca03-6432-0015東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13296958/