2024.05.07 夜 ビールは注ぎ方で味が違う!?@ビールスタンド重富 バー 広島市 1000円〜2999円 ★★★★☆ ミトミえもんはビールが苦手だ。 飲食店では合言葉のように「とりあえずビール!」の声が聞こえてきます。それほど日本人の食文化の中に浸透しているが、その実苦手という人も少なくない。ミトミえもんもその一人なわけだが、多くの人がその苦味の部分をネガティブに感じている人が多いでしょう。広島には、そんな人にこそ味わってほしいビールスタンドがある。 2012年創業の『ビールスタンド重富』、全国からビール好きが集まる聖地でございます。 メニューは5つあるが、取り扱うビールは1種類のみ。銘柄などではなく。注ぎ方で味をコントロールしているのです。例えば、「一度つぎ」、「二度つぎ」、「三度つぎ」の3つのメニュー。 ビールサーバーからグラスに入れる回数なわけだが、炭酸、甘味、苦味が変化するのだとか。「一度つぎ」では清涼感が増してスッキリとゴクゴク飲めてしまう。きっとみなさんが、とりあえずビールに求めているものの最上級というやつでしょう。 「三度つぎ」になると炭酸が弱まり、麦芽の甘味が増した柔らかい味わいになるのだとか。これも次回、ぜひ試してみたい。 ここまでは往年の店々でも採用された提供方法らしいが、残り2つの「シャープつぎ」「マイルドつぎ」は重富オリジナル。シャープつぎは、現代と昭和のコラボレーション。現在のサーバーでキリッとした炭酸とすっきりした苦味を作り、56年前のサーバーでしか作れないというトロトロな泡を乗せます。口当たりの滑らかさと切れ味鋭い喉越しが共存するビールに仕上がっております。 遅くなりましたが、最後に注ぎ手である重富氏のご紹介を。重富酒店の三代目として、同ビールスタンドを創業。ちなみに、初代はドイツ人技師から「生ビール」を習得し、広島に広めた功労者だそうだ。 その意志も引き継ぎ、広島を元気にしようとさまざまなプロジェクトにも参画しております。その1つがG7広島サミットで、世界に向けてビールの注ぎ方をアピールしたんだとか。また、全国にビールを注ぎにいくイベントも実施していたり。これ、うちのお店にも来てくれないかな?笑 — ビールスタンド重富050-3635-4147広島県広島市中区銀山町10-12https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340110/34017109/