名物は、久壽もちと切羊かん。@日本橋 長門

創業から300年もの歴史を誇る老舗和菓子店『日本橋 長門』へ。その時代は徳川吉宗の代だったというから、その歴史の長さに改めて驚きます。さっそく名物の和菓子達をご紹介してまいりましょう。

名物は昭和初期に提供が始まったという「久壽（くず）もち」。一般的なくずもちは、小麦粉らグルテンを分離させた後の浮き粉で作るが、こちらで使わられるのはわらび粉と砂糖のみ。いわゆるわらび餅なわけだが、関東のくずもちと同じ形の三角形を採用しているのが面白い。もちもちというよりも、ふんわりと柔らかいのが特徴です。たっぷりのきな粉がまぶされるが、甘さがほんのりとしているのも好感度が高い。

もう１つの名物が「切羊かん」。国産小豆と砂糖、小麦粉のみのシンプルな素材を使ったもので、蒸して仕上げるのが特徴です。その結果、お餅のようなもっちりした食感に仕上がっております。やはりほんのりとした甘さが特徴ですが、余韻に上品な甘みが続いていきます。食べやすいようにか、縦に短冊切りしているのも面白い。

長く続くには理由がある。賞味期限は短いですが、必ず喜ばれるお土産になると思います。ご馳走様でした。

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日本橋 長門
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