蜂蜜ではなくて、アイデンティティーは麺と貝。@手打ち正麺 Hachimitsu

五反田にできたラーメンの新店『手打ち正麺 Hachimitsu』を訪ねます。てっきり蜂蜜を使った個性的なラーメンを提供しているかと思いきや、漢字で書けば八光ということらしい。2023年4月オープンですが、すでに行列のできる人気店として話題になっております。ご主人が、ラーメン畑ではなく日本料理出身ということも話題化の後押しをしております。

アイデンティティーが蜂蜜でなければ何なのだろう。

答えはずばり「麺」と「貝」のようだ。麺は注文を受けてから手揉みや手切りの工程を経るのだが、結果として、もちもちを超えるほどもちもちな食感に仕上がります。

切り立てだからこその豊かな小麦の風味も特徴です。スープには一定のとろみがあるが、ここに貝の風味がしっかりと閉じ込められます。特に浅利でしょうか。素材型のアタックとも言えるが、出汁と塩気が和食ではなくラーメンとしてのアイデンティティーを保ちます。ただ、ややもするとまったりな印象を与えるので、胡椒で輪郭を作ることをおすすめします。

トッピングも１つ１つこだわりを感じますが、特にワンタンが個性的。ちゅるんとしたテクスチャーの皮の中には、浅利入りの餡が隠されております。面白いですね。

ご馳走様でした。

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手打ち正麺 Hachimitsu
03-5487-5078
東京都品川区西五反田1-33-10 サインタワー B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13284889/