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2023.07.07 夜

今日も遠藤に食通達が集う。@ぎをん 遠藤

日本料理

京都市

10000円〜29999円

★★★★☆

祇園の路地にある日本料理店『ぎをん 遠藤』、夜な夜な食通達がここに集う。

理由がいくつもある。まず第一に、絶品の魚達の存在だ。現在はお兄さんが継いだが、ご実家が魚屋であり、魚の目利きに絶対的なルートを持つこと。しかも、卸し先はあの店やあの店、とにかく京都中の有名店ばかりなのです。そんなレベルの魚をアラカルトで深夜に食べられるんです。まさに、それが2つめの理由。営業時間は深夜の2時までな上に、好きなものを好きなだけ食べられるのが人気の秘訣。ちなみに、魚ばかりに注目が集まりますが、京都食肉市場で働いた経験も持つ。肉だって彼のキャパの範疇だ。

最高の魚が用意できるなら、当然のように刺身が美味い。身の引き締まった明石の鯛、寝かせて旨味を引き出した鮪、そして縞鯵の3点。これを食べた時点でもうこの食事は成功だ。日本料理屋さんでお造りは余分だと思うことが多々あるが、遠藤さんの魚については一切当てはまりません。

もう1つ、ミトミえもんがすすめる必食メニューがアジフライ。ふわっと、そしてしっとりと口当たりで、旨味だけがとろけていくような感覚に。寝かせることで全体に脂を回しているのだとか。実はこれ普通の鯵じゃないんですけど、これは企業秘密にしておきます。笑

最高の魚だから、煮物のアプローチも通常とは全く違う。普通は煮物は味付けと同時に煮ていくものだが、沿道では煮てから味をつけていく。素材がいいからこそ、こってりとした味付けが必要ないのだ。ちなみに、刺身で使えなくなったものを煮物に回すのだが、フードロスに繋がりやすいアラカルトの弱点をこうしてきっちり克服しております。

最後は焼きおにぎりで締め。これ、隣の常連さんからリコメンドで注文してみました。外はカリッと中はふっくら、巷の焼きおにぎりと一味違うアウトプットでございました。遠藤ファン達にはそれぞれの必食メニューがあるようです。今日も、夜な夜な食通達がここに集う。

ぎをん 遠藤
075-551-7271
京都府京都市東山区祇園町北側347-118 楽宴小路内
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26019418/

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