2023.05.22 夜 鶏焼肉ブームが来てる!?@北新地um 焼鳥・焼きとん 大阪市 5000円〜9999円 ★★★★☆ 焼肉といえば牛肉が定番だが、鶏の焼肉の店がにわかに増えているのをご存知だろうか。宮崎や鹿児島などの九州地方や三重県の松阪辺りには歴史的に鶏焼肉の文化があるが、東京や大阪にその文化が流入し始めております。今回は大阪のナンバーワン繁華街である北新地にできたばかりの鶏焼肉の店をご紹介してまいりましょう。 『北新地um』 2023年4月にオープン。京橋エリアにある人気焼鳥店「焼鳥um」の新業態として鶏焼肉を展開しております。 Umグループの代表は焼鳥の名店である「市松」で修行した本格派。その後も海外のレストランなどでの経験もあるそうで、これが柔軟な店舗展開に繋がっているのでしょう。ユニークなコース設計もまた、同じく豊富な経験が為す技なのでしょう。 前半戦はこんな感じ。 「先付」胸肉と肝のユッケ 「天草大王タタキ」鶏焼きだと味わえぬ炭の香りを楽しませる逸品。 「季節の逸品」苺と無花果の白和え 「揚物」スペシャリテという、卵黄とチーズを添えた洋なメンチカツ。マルサラ入りのソースがワインと相性の良さを想像させます。 後半戦はもちろん鶏焼肉の出番。 「鳥焼き9種」 鶏肉は牛肉と比べて、良くも悪くもさっぱりしたもの。だが、最高級の地鷄である天草大王を使うことで味の強さを担保。特にぼんじりやハラミはめちゃくちゃ美味しい。 そして、幾つもの調味料を提示することで幅を持たせております。自家製ブレンドの味噌、バスクの塩、合わせ酢、山椒、湘南ゴールド、パプリカパウダーなどなど。充実しすぎて困るなんて人には指南書の用意もあるから安心して。焼肉を食べればご飯が欲しくなるのは必定ですが、土鍋の炊き立てご飯がしっかり用意されております。 「旬野菜焼物」そら豆とアスパラ 「土鍋ご飯」蛍烏賊と蕗の薹と筍の炊き込みご飯。 「〆の鶏スープ」 「甘味」イタリアンワインを使ったジェラート 牛焼肉がシンプルなロースターの焼き文化から料理へと昇華していったように、きっと鶏焼肉も第一世代から始まり、第二、第三とアウトプットが変わっていくのでしょう。そんな予感を感じさせるお店でございました。これからは鶏焼肉に注目だ!! — 北新地um050-5600-4109大阪府大阪市北区堂島1-5-35 堂島レジャービル 1Fhttps://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27135222/