食のトレンドはクローズド？

オープンなSNS時代に突入して以来、グルメにおいても”映える”ことが最重要視されている。これにアンチテーゼを投げかけるように、クローズドな飲食店も増えている。会員制、紹介制、食べログ禁止、撮影禁止、などと情報が広がることを拒否する飲食店だ。最も重要視されたミシュランの星さえ返上する店も出てきている。無作為の評価に踊らされることなく、精神的にもポジティブに経営できるし、難易度の高さは単価の向上にもつながるだろう。ただし、これはなかなか簡単な話ではない。

ブランディングに成功した店が露出を縮小していくパターンや、ある程度のお客様を獲得しうるコミュニティを抱えている店だけに許される仕組みなのだ。インフルエンサーなどによるオープンな戦略と、会員制などのクローズドな戦略、この極端な両軸が今後の食のトレンドになってくることでしょう。

この日の食事は後者のクローズド戦略に舵をきったお店。西麻布で人気を博した焼鳥店がリニューアルとともに一切の情報を遮断。ということで、今回はグルメのレビューはなしでございます。ごめんなさい。笑