2023.03.09 昼 スパイスカレーのルーツを探る。@カルータラ カレー 大阪市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 全国区にありつつあるスパイスカレーの波。 スパイスカレーと一言で言っても、実は明確な定義はない。小麦粉を使わぬシャバシャバシルエット、スパイスの使い方の自由度が高く、ワンプレートで提供される、そんなところだろう。自由度の高さというポイントで大阪と相性が良かったか、さまざまなユニークなカレーショップが登場しております。明確な定義はないが、その変遷の中にスリランカカレーの存在があるのは間違いない。サラッとした口当たりや、華やかなワンプレートの盛り付けなど、その共通点にスパイスカレーの基盤になったことを確信させます。 さて、今回はそんなスリランカカレーをルーツに持つスパイスカレーのパイオニア的な存在として『カルータラ』を紹介していこう。屋号の由来はスリランカの西海岸の街、カルタラから。ご主人がその地でスリランカカリーと出会い、研究し、1998年の創業につながっていく。今でも毎年スパイスの調達のためにスリランカを訪ねるそうで、日本におけるスリランカカレーの第一人者と言っていいでしょう。 「レンズ豆とチキンカリー」 一番人気はこのあいがけのカレー。シンプルなシルエットに、かえってパイオニア感が増します。笑 チキンは直線的な辛さをスパイスが作りあげ、華やかさを増強するかのようにコクが機能していく。 一方のレンズ豆のカレーはスリランカらしいココナッツベースのマイルドな味わいで、ほんのりとスパイスが追いかけてくるイメージ。2つのコントラストがカレー全体に厚みを作ってくれます。 せっかくなので、他のカレーも全て味見を。全てにスパイスの調合が異なるそうで、引き出しの多さも伝わります。ご馳走様でした! 「ビーフカレー」牛の旨味もしっかり感じられる。現地では積極的な食材ではないので、本場にもないカルータラの味。 「マトンカレー」これが一番お気に入り。実際には違うそうだが、青唐辛子のような爽やかな辛味が魅力。 「キーマカレー」一番濃厚な口当たり。 — カルータラ06-6447-6636大阪府大阪市西区江戸堀1-15-9 フラッグス肥後橋 1Fhttps://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27002839/