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2023.02.16 昼

ファッショナブルなうどん!?@麺散

うどん

原宿・表参道・青山

1000円〜2999円

★★★★☆

今回は、原宿にあるうどん店『麺散』をご紹介してまいりましょう。

読み方は”めんちらし”と読むが、日本古来の刺青の図柄を”面散らし”と読むがの由来。般若、鬼、天狗などのお面をデザインの中に散らすという意味なんだとか。アート的な志向性が伝わるネーミングですが、ロゴや内装など店全体からも同様のベクトルを感じます。それもそのはず、経営がクリエティブエージェンシーだったり、プロデューサーがユニークなフィッシュバーガーで話題をさらったデリファシャスのオーナーだったり。そりゃお洒落でコンセプチュアルに仕上がるわ。

その副産物として、うどん屋とは思えぬ客層が連日行列を作る。とにかく若者や女性の姿が多いのだ。インスタ用に自撮りしている子たちの姿も珍しくない。場所はいわゆる裏原エリアにあるが、かつてこのエリアで食事目的に行列ができたことがあっただろうか。ハンバーガーやスイーツなどのファッショナブルなジャンルにはあったと思うが、少なくともうどん屋では確実にないだろう。もはや単なる食事としてだけでなく、ファッションの一部になっているのだ。

もちろんクリエイティブ力は、うどんの中で最も発揮される。まずは、名物の「カルボナーラ」のシルエットをご覧ください。美しい麺線を誇るうどんの上に、粉雪状のペコリーノロマーノ、それに力強いベーコンとバターが重ねられております。

打ちたて、切りたて、茹でたてという麺は、つるるとした口当たりにもっちりした食感の持ち主。まるで生パスタを食べているような感覚で、ソースたちとの絡みも抜群。ペコリーノロマーノの強い塩気も手伝い、重ねられた動物系の旨味に、どうしても脳は満足せずにはいられません。ちなみに、調理を担当するのは本格うどんの「慎」で腕を磨いた職人。非の打ち所が見つからない、、、

一品料理も充実しており、天麩羅やおにぎりなども人気メニューの1つ。気持ちがよく積極的な接客に、ついついあれもこれもと追加してしまいました。笑 ご馳走様です。

麺散
03-6427-9898
東京都渋谷区神宮前6-13-7
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13225567/

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