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2023.02.04 昼

えんま重ってなんだ!?@わたべ

秋葉原・神田・水道橋

5000円〜9999円

★★★★☆

小石川にある鰻店『わたべ』の名物といえば、「えんま重」だ。ずばり内容は、白焼きと蒲焼きを両方楽しめる重箱になっております。ところで、なぜえんま重と呼ぶのでしょう。小石川には閻魔様に由来のあるお寺があるからなのか、もしくは、閻魔様が人間の生前の行為に対して白黒つける立場にあるからか。勝手に後者だと面白いなと思いながら、見事な白黒の重箱をいただいてみましょう。

その前に、、、

メニューに載っていないが、ぜひ鰻のレバー焼は注文してみてほしい。目隠しして食べれば、きっと誰も鰻のレバーだと気づかないことでしょう。フォアグラや鶏の白肝と勘違いしそうなほど、濃厚な味わいになっております。さらに、塩気をバッチリ効かせているので、鰻前として酒を飲むなら、確実に重宝されることでしょう。

鰻は三河一色産のブランド鰻を使用。名古屋の鰻文化を支える、言わずと知れた銘柄鰻ですが、その魅力は自然に近い環境で稚魚から養殖することで育まれる。そのおかげか、しっかりとした厚みと、それに比例するような脂の強さが特徴です。特に白焼きでは脂の旨味が顕著に感じられ、ややもすると胃もたれしそうなほど。塩と山葵で上手にバランスをとりましょう。蒲焼きでは創業以来七十年継ぎ足したという甘めのタレが特徴で、300gにも及ぶという白飯もあっという間に完食です。

その後に、、、

ただの鰻重で終わらぬのが、えんま重。ひつまぶしのように、薬味と楽しみ、出汁茶漬けを楽しむステップが待っております。結論、えんま重は三度楽しいひつまぶしを超える、四度楽しい鰻料理でございました。ご馳走様です。

わたべ
03-3812-7448
東京都文京区小石川1-9-14 アトラスタワー小石川 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13042184/

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