コンセプトは古き良き会席料理。@礼讃

代々木八幡にある日本料理店『礼讃』は古き良き会席料理をコンセプトに据える。

古き良きは、料理だけでなく文化全般を大切にしているのか、入り口にはしめ縄が印象的に飾られます。店内は小さなカウンターと１つのテーブル席のみの小箱で、これが大将との距離感を近づける。さらに、大将の人懐っこい性格の貢献度も高く、居心地のいい空間になっております。予約時にわかっているとはいえ、敢えて名前で何度も声をかけてくれるのもポイントだ。28歳という若さで同地にて創業しており、10年以上のカウンター商売のキャリアも堂々とした接客に繋がっているのでしょう。

料理の構成は会席料理。日本三大料亭の１つに数えられる金田中での修行したそうで、そのあたりの経験がコース設計に活かされているのでしょう。味付けはいずれも輪郭がはっきりした印象で、お酒との相性もいい。どうやら大将も日本酒と合わせてほしいようだ。しっかりとしたボリュームとクオリティに対して、１万円台という価格設定にも頭が下がる。

最後に。

19世紀のフランスでサバランが著した「美味礼讃」という著作がある。美食の古典ともいうべきものだが、屋号はここからとったのかも！？やはり古き良きを大切にしているようだ。ご馳走様です。

コースのラインナップはこちら。

「コシアブラの天麩羅とクワイのチップス」

「ぜいたく煮」仏事に欠かせぬ滋賀の伝統的郷土料理。出汁には塩を使わないが、沢庵が強い塩味を作ります。

「鯵寿司」酸の使い方がお上手で。

「蕨」蜆出汁に味噌に山椒。全方位で強い味を作っております。

「向付」白身、中トロ、赤身

「お椀」蛤出汁

「焼物」桜鱒

「炊き合わせ」うど

「虎河豚白子」

「小鍋」うるい。豚と鶏ガラのスープ。

「食事」煮えばな

「食事」すき焼き

「食事」クエ出汁炒飯

「水菓子」

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礼讃
03-6416-8474
東京都渋谷区代々木5-9-9 カーサブリランテ代々木公園 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13140787/