2023.01.16 夜 中野の飲み屋で鰻と酒一杯。@川二郎 鰻 中野~西荻窪 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 中野駅の北口からサンモールのアーケーを抜けて、中野ブロードウェイを右折。すると、まるで映画のセットのような昭和の雰囲気が広がる街並みが登場します。その名も中野新仲見世商店街。小さな広場を中心に、中華、焼鳥、そば、ちゃんこなどさまざまなジャンルのお店がひしめく。そのいずれもがノスタルジックな風景にすっかり溶け込んでおります。 その1つ『川二郎』が本日の目的地。カウンターが基本の鰻居酒屋でございます。お酒の主役の1つになっているので、鰻重や鰻丼ではなく鰻串がメニューの基本となっております。串をつまみを常連さん達がお酒を愉しむ、その姿もまた昭和な光景の一部になっております。同店の創業は1968年、2代目は現在独立して「味治」の店主に、3代目も独立して「くりから」の店主に、そして現在は4代目の女性店主が焼き手として活躍しております。ちなみに、彼女は2代目店主の娘さんだ。 蒲焼のお店では捨ててしまうもの多いそうですが、それらがきっちりメニューになっております。その象徴ともいうべきが「かるしうむ」、いわゆる骨の唐揚げでございます。 塩気をたっぷり効かせて骨をバリバリ食べて、まずは一杯引っ掛けましょう。名物の1つである「ひれ焼」のひれの部分も捨てる店が多いそうです。ニラとバラをひれで巻いたもので、鰻とニラの相性も良いが、それぞれの味の強さが酒にもぴったりくる。ちなみに、同店は2代目時代に「美味しんぼ」に登場したことがあるが、山岡さんもこれを大好物と紹介しております。 その他の串はこちら。 「きも焼」苦味の強さも大人の味。 「えり焼」塩で。頭の周りの部分でカリッとした食感がたまらない。 「串巻」柔らかさとぷりっとした食感が同居。脂もたっぷりです。 「八幡巻」太い牛蒡を食感を残して鰻で巻く。食べ応えあり。 炭水化物がどうしても欲しいなら、鰻重の代わりに「うなぎおにぎり」をいただきしょう。鰻はもちろんだが、タレの味がまたたまらないんだ。お持ち帰りもできますよ!ご馳走様でした。 — 川二郎03-3389-4192東京都中野区中野5-55-10https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13020026/