ピザ窯までも自家製！？@ファカロー ピッツァ ギャラリー

通称ナポさん。本名はわからない。

『ファカロー ピッツァ ギャラリー （Fakalo pizza gallery）』のご主人の話だ。本名は公開してなくとも、そのユニークなキャリアは全く隠せていない。だって、面白いんだもの。学生時代はロボットを作る機械工学や板金加工を学び自動車整備会社に就職。そして、本場のナポリで修行し、帰国後はフードトラックでピッツァを焼き、今年念願の店舗をオープンさせております。

ナポさんの人生はお店に全て込められる。いわゆるDIYで店舗の大部分を作り上げているのだ。いや、DIYとは専門ではない人が自分で作る意味だから、本格的に機械工学や板金を学んだご主人には当てはまらないかも。しかも、驚くことになんとピザ窯までも自家製なのだ。こんな話は聞いたことがない。ちなみに、アルミ版で作ったピザ窯で、トラックの荷箱で使用される素材で作られております。

きっとピッツァも機械工学の延長なのでしょう。小麦粉、水、塩などのバランスを計算し尽くして、”飲める”と称されるピッツァを完成させております。

まず「マリナーラ」をいただきましたが、ソースと見分けがつかぬほどの一体感を作ります。薄生地であることもポイントなのでしょう。ただし、香ばしさと適度な塩気できっちり存在感も示しております。

「フンギ」のようなチーズベースのピッツァになれば、やはりチーズとの一体感が強く、「アンチョビ」のようなトッピングに強烈な味わいがあれば生地はアシスト役に回るかのようです。

こだわりはピッツァばかりでなく、窯焼きの野菜もオススメの１つ。きっと窯焼きとの相性を研究した結果なのでしょう、マイナーな野菜達も見事に甘味が引き出されております。白菜なんかはピッツェリアらしくチーズも補完されていたり。

ご馳走様でした！

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ファカロー ピッツァ ギャラリー
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