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2022.11.17 昼

蟹解禁!福井の海も山も食べ尽くす!@御料理 一燈

日本料理

福井・芦原・永平寺

10000円〜29999円

★★★★☆

蟹漁、解禁!!

全国で蟹漁が解禁するのは11月6日。こんなタイミングでの福井行きが決まれば、もう蟹を食べない訳にはいかないでしょう。福井が全国に誇る冬の味覚、越前蟹の話でございます。ちなみに、今年は解禁から豊漁が続き、初めて水揚げ量の制限が行われたそう。きっと、漁師達による資源保護活動の結果なのでしょう。ありがたや、ありがたや。そんな蟹たちは専門店はもちろん、日本料理店のカウンターにも届く。今回は福井を代表する日本料理店『御料理 一燈』で蟹をいただきます。

せいこ蟹。黄色タグを越前蟹の目印だ。

ご存じの通り、雌の蟹だ。内子と外子が魅力だが、湯掻いたばかりの蟹はフレッシュな旨味に溢れる。その証拠とばかりに、茹で汁だけで十分に満足感で蟹酢の必要性を感じません。もちろん変化を楽しむのはいいが、ストレートに旨味を堪能してほしい。立地の魅力をしっかり味に活かしております。

福井の恵みは蟹ばかりではない。海はもちろん山の幸にも恵まれ、日本料理のコースのほとんどを地のもので整えられるほど充実しているのだ。お料理を1つ1つをご紹介しながら、福井の食材がいかに優れているか見ていきましょう。

「先付」北陸産の牡蠣、加賀野菜である伝助大根、そして、在来種が残る丸岡の蕎麦の実。いきなり北陸の恵みが並べられます。牡蠣のクリーミーさなどほっぺたが落ちるほどで、松前蒸しにて強く出汁を当てたアプローチはわかりやすく満足度が高い。蕎麦の実も風味が強く感じられ、相性のいい山葵でバランスをとっております。

「御椀」若狭産の船上活締めにしたぐじ。クリアな味わいながら、脂がしっかりのってる。昆布がちの旨みの強いお椀も好み。上庄地区でとれるという、もちもちした上庄里芋が愛おしいほど美味。

「御造」若狭のクエ、河野のアオリイカ、日向の鰤。辛味大根と食べるのも越前蕎麦を想像させて何だか嬉しい。

「白子」やはり地産の鱈の白子。創業300年の米酢醸造の蔵元のポン酢と合わせる。福井の伝統的な薬味である山うにのニュアンスも加えております。唐辛子の辛味と柚子の爽やかさを同時に感じる逸品。これはお酒なしには語れない、、、

「焼物」のどぐろの味噌幽庵焼は味噌の醤油のいいとこどり。魚の脂もあいまって強いアウトプットに。脇を固めるのは銀杏、カラスミ大根、三国の甘海老の塩麹漬けなど。季節を感じるあしらいも流石です。

「炊合せ」加賀蓮根と美山町の生木耳の組み合わせ。谷田部葱なる九条葱を思わせる葱餡でいただきます。食感は近いがやや苦味が強いか。好みです。

「食事」完全無農薬の福井県産コシヒカリ。そのままでお米の甘味をまずは堪能してみて。おかずには、

若狭牛や、

朝獲れのメジマグロや、

牛の時雨煮などが登場。

「水菓子」柿、紅ほっぺ、長野パープル

御料理 一燈
050-5456-3816
福井県福井市春山2-1-7
https://tabelog.com/fukui/A1801/A180101/18008141/

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