2022.11.04 夜 高柿の大将は寿司で語る。@高柿の鮨 寿司 東京・日本橋 10000円〜29999円 ★★★★☆ 2018年に開業した寿司店『高柿の鮨』、場所は日本橋蛎殻町にございます。 路地裏の古民家を改装した、京都の町屋のような雰囲気。屋号は大将のお名前で、その高柿伸英氏がカウンターを一人で切り盛りしております。元漁師という経歴を持ち、修行先も骨太の江戸前の店ばかり。言葉数の少ない寡黙な性格ながら、寿司や魚へのこだわりがビンビンと伝わってまいります。寿司で語るってやつですね。 握りの特徴は赤酢ばっちりのシャリかため。大きさも男らしいサイズ感でずっしりと重心の低い寿司を提供しております。大きさがあるゆえにシャリが暴れるようなイメージで、酸味と塩気が交互に口の中に広がっていきます。赤酢だけでなく梅酢を混ぜ合わせているそうで、直接的な効果はわからないが、余韻の強さに何らかの影響を及ぼしているのかも。 一番印象的だったネタは「中トロ」。滑らかで女性的な口当たりがアタックかと思えば、最終的には男らしいシャリがこれをしっかりと受け止める。そのコントラストに感動しました。ちなみに、仲買さんは名店揃いの石司さんだそう。 その他の握りのラインナップはこちら。 「鯛」いかった鯛 「墨烏賊」 「赤身」海苔の風味をアクセントに。 「大トロ」大間の延縄 「小肌」酸をビシッと効かせて。 「赤貝」 「縞鯵」 「鰤」 「車海老」 「北寄貝」炙り。シャキシャキな食感を担保。 「いくら」 「潮汁」 「穴子」 「玉子」 「トロたく巻き」 「干瓢巻き」 — 高柿の鮨03-6231-0923東京都中央区日本橋蛎殻町1-30-2https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13231297/