2022.09.04 夜 谷根千にある天婦羅店。@天ぷら 福たろう 天ぷら 上野・浅草・日暮里 10000円〜29999円 ★★★★☆ いま注目のグルメスポットの1つ、谷根千。 今回は根津にある天婦羅店『天ぷら 福たろう』をご紹介してまいりましょう。ちなみに、屋号は大将のお名前の小貫福太郎氏から。そんな縁起の良い名前をお持ちの大将は天婦羅専門店の修行経験はなく、キャリアは日本料理のご出身。そのキャリアがゆえに一品料理が充実し、それらと天婦羅を上手に融合させております。 2種類の胡麻油を使い分けるのも個性の1つ。「太白純正胡麻油」は軽い口当たりと品の良い香りを、「金星印純正胡麻油」は胡麻の強い香りを、とそれぞれに役割を負わす。しかも、どっちかというだけでなく、太白で揚げたものを軽くもう1つで香りをつけるなど、香りと揚げ上がりにグラデーションをつけるのも面白い。 日本料理らしい先付の後、さっそく胡麻油の違いを海老の食べ比べで感じさせる。確かに前者は軽さを感じるし、後者は香りがしっかり。ただ、双方とも素材の食感と味わいをしっかりと保持しているのは、揚げ力の高さなのでしょう。また、天種となる素材にもこだわりも随所に感じる。いくつかの珍しい天種の存在もそうだし、目の前で捌く穴子などからは新鮮さが伝わります。 それでは、お料理をご紹介してまいりましょう。 「いくらご飯」お凌ぎ的な位置づけか。日本料理の出自を感じさせます。 「里芋の豊年揚げ」天婦羅を料理に、これぞ福たろう流の魅力だ。かしわと玉蜀黍入り。 「海老頭食べ比べ」 「海老(太白純正胡麻油)」 「海老(金星印純正胡麻油)」 「海老味噌」外からは塩を振って、中からは海老味噌の塩気が来る。塩気のサンドイッチはお酒にぴったり。 「新蓮根」シャキシャキの食感 「シブダイ」夏の高級魚。肉みたいなシルエットだが、クリアな味わいが特徴。 「本しめじ」ぬめりごと中に閉じ込める。 「白雲丹」雲丹の食べ比べ。さっぱりうまい。 「赤雲丹」雲丹の食べ比べ。こってりうまい。 「帆立」立派なサイズ感。レアでふんわりとした揚げあがり。 「海老真薯」天婦羅を料理に。お椀の種もやっぱり揚げ物です。 「舞茸」 「鰹の藁焼き」 「新栗」あまっ! 「鮑」濃厚な肝と油が一体化。 「穴子骨」捌き立てを素揚げで。 「穴子(尾)」捌き立てを天婦羅で。 「穴子(身)」 「天丼」 「薩摩芋」デザートもしっかり天婦羅で〆る。アイスと天婦羅の2つのバリエーションで薩摩芋を。 — 天ぷら 福たろう050-5570-9899東京都台東区谷中1-2-17https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13204299/