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2022.08.04 夜

真っ直ぐな薪焼きイタリアン@DIRETTO

イタリアン・ピザ

広島市

10000円〜29999円

★★★★☆

最近のグルメのブームの中心に”薪焼き”がある。イノベーティブで科学的なアプローチが流行した反動でもあるのでしょう。一周回った最も原式的な料理方法の出番がやってきた。バスクの名店「エチェバリ」によって注目され、同店でも働いたスペイン料理「tha sakai」の坂井シェフが絶対的なポジションを築き、ここから和食や焼鳥店へとその領域を広げております。

さて、今回はそんな薪焼きを採用したイタリアン、広島市内にある『DIRETTO』を紹介してまいります。雰囲気はスタイリッシュで都会的だが、中央であがる薪火は逆にローカルを感じさせる、そんなコントラストのある空間。プリミティブな薪焼きを採用するだけでなく、料理もまた素材の味にシンプルに向き合うアプローチを見せる。薪自体も直火と熾火を使い分けることで、素材に適したバリエーションを見せてくれるのも面白い。

また、広島県で唯一というパルマハム職人多田さんの生ハムが楽しめるのも魅力。ちなみに、これに重ねるのは千葉県の木更津で作られる竹島さんのモッツァレラ。素晴らしい生産者の方々との取引にも、誠実さが伝わってまいります。また、ワインのラインナップもイタリア産を中心に充実。セラーまで案内いただき、その中でドメーヌタカヒコを発見!縁のある生産者ばかりに囲まれて幸せなディナーとなりました。ご馳走様です。

料理のラインナップはこちら。

「もずくと赤雲丹」イタリア版もずく酢。酸味をトマトのジュレにおわせるのが面白い。心地いい酸味が秀逸。

「焼き賀茂茄子」これも薪焼きの功か、とろけ具合の素晴らしい焼き茄子が完成。

「太刀魚と万願寺唐辛子」熾火によって太刀魚の水分という旨味がしっかり保持されている。お米と万願寺唐辛子でバランスもしっかり整えております。

「山鳥茸の茶碗蒸し」日本版ポルチーニよ呼ばれる山鳥茸。特に傘の部分のジューシーさに驚きます。茶碗蒸し自体も鼈の出汁で旨味を感じさせます。

「ペルシュウとモッツァレラ」贅沢な量だが、その融点の低さにあっという間に消えていきます。ミルキーなモッツァレラもさすが。

「鰻」皮はパリパリに、身は厚みながら旨味とともに溶けていくコントラストのある一品。塩とバルサミコでワインとの相性もきっちり作ります。

「ワタリガニとキャビアのパスタ」甲殻類のビスクでコーティングしたような味わい。全粒粉入りのパスタの主張も強いので、バランスがしっかりとれております。

「木下牛のサーロイン」レアレアな仕上げだが、クリアな味わい。

「ミルクのアイスクリーム」

DIRETTO
050-5890-9441
広島県広島市中区富士見町5-16
https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340117/34027088/

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