名物はタンメンと餃子、そして、、、、@十番

中野区を代表する町中華『味の十番』へ。

創業は1956年と歴史が深いが、長い年月が作ってきた雰囲気は町中華の原風景そのもの。少し色の褪せたカウンターとテーブルに、中華鍋の音やスタッフの声などが元気よく響いております。メニューは定番を中心に充実したラインナップで迎えてくれますが、その中にあって名物に位置づけられるのは「タンメン」と「餃子」でございます。

まずはタンメン。

スープは、鶏ベースのクリアな味わいに、野菜に旨味や塩ダレの塩味が加わります。総じて優しい味わいともいえるが、スープに浮かぶニンニクや胡麻油の風味によってしっかりと満足感のある味に仕上がります。ラードで炒めたというたっぷりの野菜は、油の旨味を吸って、それ自体が調味料のような役割も。白菜なんかは単体でも甘味がしっかり感じられるほど美味。断面の四角い卵麺は柔らかめの仕上ながらコシもあり、タンメンとの相性もいい。

そして餃子。

皮は厚めで結構な食感の持ち主。ひき肉の存在もしっかりとあり、肉汁とともに強さを作っております。ここに加わるニラもまた然りで、食感のある皮に負けない存在感の餡になっております。これもやはり頼むべき一品。

だが、しかし！

ミトミえもんが個人的にオススメしたいのは「サーティーメン」。名前からは全く想像がつきませんが、メニューによれば醤油味にカテゴライズされております。醤油ベースのとろみの餡が特徴で、これをピリ辛に仕上げております。この餡がタンメン同様のたっぷりの野菜や麺と本当によく絡んでいきます。油そばくらいのコーティング力を誇ります。

麺もいいけど飯も合いそうだなと思っていたら、ありました。「サーティーライス」。笑　これはまた食べたい、癖になる麺料理でございました。

ご馳走様です！！

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十番
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