これは大衆鰻の決定版だ！！@うなぎ 丸富

寿司と同様に江戸の食文化の中では、ファストフード的なポジションだった鰻。昨今では、漁獲量の減少に伴う価格高騰で、すっかり敷居の高い料理ジャンルの１つになっております。ただ、寿司に回転寿司や立ち食い寿司があるように、鰻も大衆料理として提供を続ける店も存在しております。今回はその１つを紹介してまいりましょう。

青物横丁にある、1968年創業『うなぎ丸富』がそれだ。

外観や店内の写真撮影は禁止なので、雰囲気は言葉だけで失礼します。堂々としたフォントで書かれた”うなぎ”の文字が目印。緑色の暖簾をくぐると、カウンターばかりで１２席。次から次に鰻が提供されては、お客が黙々と食べていく。まさに江戸時代の屋台の文化を彷彿とさせるような光景です。見てきたわけじゃないけど。笑

屋台的な要件を満たすのは、その提供スピード。作り置きなこともあってか、注文から着丼まではファストフード並。だから、劣化版かといえば全くそうじゃない。適度な蒸し焼きなのでしょうね、押し返すような弾力を保持。そして、地焼きのようなパリパリ感もあって、まるで関東風と関西風のハイブリッドのような感じ。作り置きで美味しく食べさせるための技術なのでしょう。

たっぷりの脂、押し返すような厚みのある食感、パリパリの香ばしさ。そのすべてで白飯と相性がよく、甘めのタレがさらにダメ押しをしてまいります。そして、丼のサイズをゆうに超える鰻の盛り付けも豪快で魅力的。もちろんお値段も。なんと、このボリュームたっぷりうな丼が2850円也。もちろん絶対額としては安いものではないですが、鰻の単価でならかなりリーズナブルといっていいでしょう！これは大衆鰻の決定版だ！！

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うなぎ 丸富
03-3474-4382
東京都品川区南品川3-6-2
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131501/13026638/