戦略のテーマは「ノスタルジー」@ちえちゃんラーメン

ノスタルジックラーメン、通称ノスラーと呼ばれるジャンルをご存知でしょうか？

意味はそのまま、昔懐かしい郷愁を誘うラーメンのこと。必然的にノスラーの店は高齢化がすすみ、名店が次から次に姿を消してしまっております。それもまたノスタルジーを求める気持ちに拍車をかけているのでしょうが、ここに注目した新店が次々に登場している。

それが”ちゃん系ラーメン”と呼ばれるラーメン群。○○ちゃんという屋号そのものが郷愁を誘うが、2020年頃から突如として”ちゃん”のつくラーメンが増殖中。誰かの戦略を感じずにはいられません。噂によると煮干しラーメンで人気の「ラーメン凪」の仕掛けという話もあるが真偽はわからず。。。

2020年創業、神田『ちえちゃんラーメン』。

さて、ちゃん系の走りである神田のラーメン店を訪ねております。わかりやすいまでにレトロを追求しており、外観からメニューまで老舗の雰囲気を醸し出しております。神田の高架下という立地もそれを強調しております。明らかにノスタルジックのボタンを押そうという意図を感じますね。ミトミえもんはすっかり戦略にハマっております。笑

中華そば、850円也。

メニューももちろん裏切らない。シンプルで懐かしいシルエットの中華そばが主役になっております。その中にあっても、切り立てのチャーシューにこだわったり、炊きたてのスープにこだわったり、とノスタルジックラーメンのアップグレードをはかっているようです。

スープはガツンと塩味があり、中毒性のある味わいに口の中が占拠されます。そんなアプローチが正義になるのがノスラーのすごいところ。中太のストレート麺もこの味わいにコーティングされて、箸を持つ手を緩めさせません。

こだわった切り立てのチャーシューもたっぷり。

脂もしっかりのっており、ご飯のおかずとしても機能してくれます。ノスタルジーを戦略のテーマに。勉強になりました。

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ちえちゃんラーメン
03-6206-0324
東京都千代田区鍛冶町2-13-7
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13247410/