2022.03.25 夜 名物は、のどぐろの蒸し寿司。@鮨処 あいじ 寿司 金沢 10000円〜29999円 ★★★★☆ 金沢市片町、飲食店が連なる片町伝馬商店街に地元で人気の寿司店がある。 名前は『鮨処あいじ』、創業した下谷愛治氏の名前にちなんだ屋号。その下谷氏、修行先は同じ石川県の名店である「太平寿し」のご出身。そのエッセンスはおまかせのコースの中にも見られ、師匠の名物である”蒸し寿司”が楽しめる。また、北陸は日本海でも有数の好漁場で、中でものどぐろが名産の1つ。そののどぐろを使った蒸し寿司こそが当店の名物なのでございます。 名物、のどぐろの蒸し寿司。 寿司的には上下の逆転したシルエットで登場。蒸すという工程の先で、とろけるような口当たりと良い意味での脂の落ちた味わいが楽しめます。酢飯もまた酸の角がとれてまろやかな味わいに。これはなかなか面白い。蒸し寿司の表情の違いは、普通ののどぐろとの食べ比べの中でより明確に。 焼き物においては流石の脂、寿司においては焼き目の香りとやはりたっぷりの脂が堪能できます。北陸名物ののどぐろの表情を複数みれるのはやはり面白い。 その他、蛍烏賊やガスエビなどの北陸名物も堪能。前者は茶碗蒸しで、後者は握りでいただきました。 ガスエビなどはねっとりと旨味がありながら、さっぱりとしてるという良いとこどり。 また、「鮪団子と鯛」など、金沢のおでん文化を彷彿とさせるメニューなんかも。こいつはキャベツのスリ流しと絡めていただきます。 もう1つ面白かったのはガリの代わりである野菜の浅漬け。生姜のような刺激物ではないから一生食べる手が止まりません。笑 その他のつまみはこちら。 「稚鮎の一夜干し」 「のれそれ」ぎばさと共に。これめちゃくちゃうまい!食感の組み合わせが天才。 「河豚白子」海苔の佃煮と。 「毛蟹」地場産。春の山菜と組み合わせで。 その他の握りはこちら。ちなみにシャリは富山の紫黒酢と米酢の組み合わせ。古代米を使ったお酢らしいが、酸味の上に甘味が加わったような味わい。これが上手のネタとの調和を導いております。 「ヤリイカ」塩気ですっきりさっぱり。 「平目」昆布締め。 「バイ貝」 「細魚」 「白魚」玉子でコーティング! 「漬け」 「クエ」炙りで。 「トロ」 「小肌」 「雲丹」 「芽ネギ」 「出汁巻」 「穴子」 「デザート」 — 鮨処 あいじ076-234-3733石川県金沢市片町2丁目30-2 片町ペントハウス 1Fhttps://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17001116/