天重だけど天重じゃない！？@天ささ

京橋の中央通り沿いにあるしにせ天婦羅店『天ささ』へ。”天”はもちろん天婦羅、”ささ”はお酒の古称から。周辺は開発が進んでエリアなだけに、老舗な空間にほっこり安心してしまいます。カウンターの先にはこの道４０年以上の大ベテランが迎えてくださいます。

メニューは天重（850円）一本。

天重といっても、重箱で提供するわけではない。もちろん丼でもない。天ぷらをどんどん重ねてくるのだ。最初はヤマメと南瓜で始まる。衣の卵の風味が目立つような印象で、素材を壊すような火入れではない。南瓜の甘さがきっちり感じられるのだ。

続くのは海老。小さいサイズではあるがプリッとした食感に仕上がっております。釣り好きな人が傷がついたものを放流するんだったら美味しく頂くべき、と持ち込むんだそうです。

ここで天丼登場。茄子、春菊、椎茸、ピーマンなど野菜が中心の丼。これだけで850円してもおかしくないのに、なんとコスパのいいことだろう。しかも、これで終わりではない。

天丼を挟んで、さつまいもと牡蠣が登場してきます。この金額にはただただ驚くばかり。からりとした揚げ上がりはベテランの実力。ご馳走様でした。

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天ささ
090-9954-4987
東京都中央区京橋3-6-21 十合ビル1階
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13039920/