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2021.09.22 昼

ここはイタリア料理店である、名前はまだない。@名前のないイタリア料理店

イタリアン・ピザ

松山・伊予

10000円〜29999円

★★★★☆

愛媛県の松山市内にあるイタリア料理店にはまだ名前がない。”まだ”という表現はおかしいか、以前は「バール マツダ」という名前を持っていたそうだ。なぜ名前を失ったかは聞きそびれたが、一度聞けば気になって仕方がない、そんなネーミングでございます。

もはや『名前のないイタリア料理店』こそがお店を認識する記号になっております。笑 もちろん看板などの存在がなく、黒板に「この奥でひっそりとイタリア料理店やってます」とメッセージがあるだけ。隠れた名店ってやつですね!

ご夫婦で切り盛りするお店だが、もともとは名古屋でお店をやっていたそう。縁もゆかりもなかったそうですが、愛媛の魚に惚れ込んで移転を決意したんだとか。愛媛といえば漁師界の革命児である藤本氏の魚が有名だが、マダムは愛媛の魚を食べたら他の魚は食べられなくなったと語ります。移転を決意するほど彼らを魅了した魚達、もちろん我々もその魅力をしっかりと堪能させていただけます。

料理のラインナップはこちら。

「キャビアと牡蠣と鰹」宮崎産の熟成キャビア、兵庫県赤穂市の牡蠣、高知産の鰹のカルパッチョ。厳密には愛媛ではないが近海の魚介達で構成した前菜からスタート。素材の強さが特徴的で牡蠣の旨味の強さなど少々驚きます。

「雉のトルテリー二」魚介だけでなく愛媛の恵みは肉にも及ぶ。鬼北にある日本で唯一という養雉農家による平賀いの雉。コンソメスープの味の土台となっており、野性味のある強い味わいを作ります。詰め物の中にはローズマリーをしのばせているが、臭みを隠すというより味を増強している印象。これは美味。

「鰻のパデッラータ」パデッラータとは、フライパンで調理したという意味。炭火の鰻になれた我々ですが、これはこれで美味。ソースが秀逸な事もその印象を作っております。トマトベースだが、生胡椒やミントのアクセントがたまりません。

「木の子のタリアテッレ」複数種類木の子の旨味の一切を引き受けたタリアテッレ。強いバターの香りがずるいほどに食欲を刺激します。

「紀和牛のランプのロースト」東海エリア出身の名残でしょうか、三重県産の牛肉が登場。火入れも抜群で、適度な食感の先に旨味を感じさせます。何気なく置かれた横の根セロリのペーストが美味しい、、、

「マスカルポーネチーズのジェラート」

名前のないイタリア料理店
089-943-3003
愛媛県松山市千舟町4-1-4 ヒラキビル 1F
https://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38009262/

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