2021.09.02 昼 親から子へ、子から孫へ。受け継がれる天ぷらの味。@天秀 天ぷら 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 新宿西口にある老舗天婦羅店『天秀』。同店の創業は1988年だが、コアとなる歴史はもっと深い。屋台形式である天婦羅店「天ぷらの兼ちゃん」が創業したのは、明治36年(1903)年のこと。 その後、ここで腕を磨いた息子がここ「天秀」を独立開業しさせております。そして、10年ほど前からその息子、つまり創業の孫へと味が引き継がれているのです。 かつての屋台時代の名残なのか、新宿という好立地にあってリーズナブル。天丼なら920円、コース仕立ての定食でも2450円という価格設定になっております。間をとったわけではありませんが、今回は天重(1330円)をいただきます。 タネの構成は、海老、穴子、かき揚げ、玉ねぎ、茄子、とうもろこし、紅生姜といった感じ。重箱の中で品よく並べられております。タレは甘すぎず、辛すぎずで出汁感もあってバランスがいい。また、こだわりの胡麻油には軽さもあり、胃もたれなどとは無縁で完食。 素材感もきっちり担保できており、玉ねぎやとうもろこしには甘みがあり、穴子などはふっくらと仕上がります。紅生姜はおかずにもアクセントにもと両輪で働いてくれました。これらを受け止めるお米もカラッとしていればなお好みだったかも。 親から子へ、子から孫へ。三代にわたる天婦羅の味、ぜひお楽しみくださいませ! — 天秀050-5594-7918東京都新宿区西新宿7-12-21https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13017455/