『Restaurant L’aube(レストランローブ)』。
フランス語で”始まり”とか”誕生”という意味だそうだが、赤羽橋に誕生したのは2016年のこと。 KEISUKE MATSUSHIMAのシェフを務めた料理人で、本場フランスでの修行経験もある本格派。センスの溢れるスタイリッシュな空間と、ライブ感のあるオープンキッチンが印象的なレストランになっております。
コースが始まる前に、、、
ドラゴンフルーツの果汁の自家製の梅肉とで作ったスープを一口。適度な酸味の甘味で優しく味覚を起こしてくれます。
アミューズには五種類の用意があり、デザイン的な優秀さだけでなく全体的に食材と味わいのバランスがいい。主役が野菜だったり、肉だったりという格好です。
「複数種類のハーブによるアイス仕立てのクリーム」ひんやりと美味。
「牛肉のタルタル」スパイスと効かせた味付けとまろやかな卵黄が握手
「枝豆のフィナンシェ」
「リードヴォーのムースの揚げ物」動物的な旨味。幸せなジャンク感
「軍鶏のバテ」サブレでサンドして。
ここからコースのスタート。やはりイノベーティブなルックスの料理達で、食材の組み合わせで意外性を作り出しております。オリジナリティーのある挑戦的なメニューが続くので、好き嫌いは分かれるところかも。挑戦的な姿勢からしか新しいものは生まれないもの、唯一無二の楽しい食体験になりました。きっとここから新しい料理が”L’aube”していくのでしょう。ご馳走様です。
「雲丹 トウモロコシ」雲丹のムースの中には焼き玉蜀黍、生雲丹、マカンボ。魚介のソースに唐辛子などが組み合わされ、不思議な味わいに。辛味、甘味、香ばしさ、ハーブの風味などが入り混じる。コースと通して、最も意外性が強く、新食感の料理となりました。
「フォアグラ 江戸前穴子」
和洋の出会い。穴子に山葵は想像の範囲だが、フォアグラに山葵は意外な組み合わせ。これが、なかなかの相性。確かに脂たっぷりなのは共通点、バランスをとる仕事をしてくれます。穴子からは香ばしさ、浅利などの出汁でとったスープは強い塩気を提供しています。
「熊野鮎 アーモンド」
鮎の中にはじゃがいもやアーモンドを挟み込む。蓼酢的な役割のソースには、動物的なバターの風味でこってり、柑橘でさっぱりを同居させております。火入れによるものか、口溶けの良さが特徴に。
「鮑 アーティチョーク」
鮑とジロール茸の組み合わせ。シェリー酒で蒸し焼きにしたそうです。味わいを引っ張るのはガラムマサラ。
「仔羊 ひよこ豆」
これが優勝。まず火入れの良さが素晴らしく、自身の出汁とハーブで作ったソースも美味。
「あら川の桃 エシカルローズ」
アイスはバラの花のみで使ったもの!パティシエさんの想像力には恐れ入ります。
「ごちそうなす カカオ」
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レストラン ローブ
050-5456-1884
東京都港区東麻布1-17-9 アネックス東麻布 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13198413/