大川やの集大成＠神楽坂 大川や

市ヶ谷と神楽坂にある蕎麦屋『大川や』。ご主人である大川氏は、神楽坂のカウンターに立つ。大川氏が2001年にお店を開業したのが市ヶ谷の地。食通達が通う人気店を弟子に任せ、神楽坂で再出発したのが2016年こと。市ヶ谷では職人の顔を見ることは叶わなかったが、神楽坂ではカウンターで仕事と会話を楽しませてくれるのです。神楽坂らしい裏路地の一軒家にて。

あてをつまんで、蕎麦で〆るのが江戸っ子の粋。

カウンターからは、味付けもサイズもちょうど良いあてが繰り出されます。特にお通しでいただいた鴨ロースの味わいがお酒にぴったり。

そして、蕎麦前とは出汁を感じるプレゼンテーションの場でもございます。出汁巻き玉子などが定番の理由もこれですね。美味しい出汁巻きに蕎麦のクオリティーを確信します。

その他、いただいたのは、

「とりわさ」

「茄子の煮浸し」

「にしん」

真打であるせいろは夏蕎麦。若干風味が落ちるというが、それでも十分なレベルにあります。普段は十割を提供しているそうですが、状態をみて二八を選択。これによる少しの食感は出汁を楽しむ時間を与えてくれます。

だが、一番の感動はこの後。蕎麦湯がすこぶる美味しいのだ。ドロドロとまではいかないが蕎麦粉の入ったタイプ。出汁と混ざり合ったとろみからは幸せの味が広がります。大川さん、ご馳走様でした！

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神楽坂 大川や
03-3269-5011
東京都新宿区神楽坂6-25
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13197727/