2021.07.21 昼 スイーツを料理に、さらにはアートに。@リベルターブル 赤坂店 デザート 赤坂・永田町・溜池 1000円〜2999円 ★★★★☆ 2013年に赤坂でオープンしたパティスリー『リベルターブル(Libertable)』。創造性豊かなスイーツ達は味に見た目にと記憶に残る。いや、スイーツというより作品と呼んだ方がしっくりくるような。スイーツを料理に、さらにはアートに昇華しているパティスリーでございます。 斬新なデセールを送り出すのはシェフの森田一頼氏。本場フランスの多くのパティスリーやレストランで腕を磨いた経歴を持つ。その中にはパリの三つ星レストラン「アストランス」も含まれる。幅の広い経験が自由でクリエイティブな創作活動に貢献しているのでしょう。小さな店内もまたアートのギャラリーのようなスタイリッシュな雰囲気になっております。 スペシャリテは「リュクス」。黒トリュフを使った印象的なデザインのチョコレートケーキ。トリュフやフォアグラなどを単純にデセールに持ち込むのは基本的に反対派。だが、彼のスイーツはその派閥をも取り込む。艶のあるチョコレートの中にはほろ苦いムース、口当たりは軽やかなのだが味わいは濃厚。その刹那、トリュフの香りが一瞬で口の中を支配していきます。冒頭で紹介した通り、これは料理でありアートといっていいでしょう。三つ星レストランのメインのデセールで提供されての何の違和感もない。 個人的なお気に入りは「クリスタル」と銘打ったシュークリーム。もちろん、ただのシュークリームではない。外側はヘーゼルナッツのサブレのようで、ふんわりではなくサクサクな食感に。その風味もまたシュークリームにあっては斬新。クリームにもシンプルなカスタードではなく、ナッツの香りのあるプラリネクリームを使用。全体的な一体感を見事に作り上げております。 今回は2つのデセールをいただきましたが、シェフの引き出しの中をもっと見てみたい気持ちに。できることならコース仕立てで食べてみたい。赤坂近辺に寄った時に1つ1つ食べて見たいと思います。ご馳走様でした! — リベルターブル 赤坂店03-3583-1139東京都港区赤坂2-6-24 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13160987/