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2021.07.15 夜

日本のエッセンスを取り入れた意欲的なイタリアン@リストランテ・ホンダ

イタリアン・ピザ

原宿・表参道・青山

10000円〜29999円

★★★★☆

外苑前近くにあるイタリアン『リストランテ ホンダ』へ。シェフはもちろん本多氏で、本場のイタリアだけでなくフランスでも修業経験を持つ。その双方だけでなく、生まれ育った日本のエッセンスも意欲的に取り入れた料理が並びます。

また、レタスそのものをサラダに仕立て一皿など、モダンなアプローチにも積極的で、味だけでなく脳でも楽しめる設計に。

そんな本多氏がおくるスペシャリテは「生うにのタリオリーニ」。クリームなどと合わせることなく純粋に雲丹の風味で食べさせる、素材リスペクトな一皿。一定の塩気も食欲をそそる装置として機能しております。パスタの少しの弾力が雲丹を楽しむ時間を我々に提供してくれます。

コースを彩るのは、確かな技術に裏打ちされた料理達。さっそく一皿ずつご紹介してまいりましょう。

「和牛のタルタル」
自家製ブリオッシュの上にはアボカド、和牛、キャビア。全てのトッピングがソース的な役割を果たしますが、和牛の甘めな味付けと燻製香が味わいを引っ張ります。

「冬瓜と毛蟹の前菜」
和食っぽいアプローチなのだが、ジュレとなったトマトがイタリアに連れて行ってくれます。冬瓜はまるでスポンジのように全体の味わいを吸収し、トータル的に夏っぽい爽やかなお皿に仕上がっております。

「レタス」
え、レタス?これは面白いアプローチ。正真正銘のレタスの中にはアオリイカやリコッタチーズや枝豆が!パウダー状のものもレタスで、その青っぽさを調味料にしております。なんとユニークなアウトプットのサラダなのでしょう。

「鰹」
燻製の鰹に合わせるのはアボカド。これもソースとして機能するが、とろけるような茄子のフリットもまたソースのような働き。個別にソースを楽しんでもいいが、全部組み合わせても見事に調和します。茗荷も合わせるなど、やはり和のエッセンスが感じられるアプローチ。

「クエ」
白焼きにてあるが、なかなかなレアな仕上がり。下部にはコンソメ、上部にはパプリカ。

「鳩」
鳩をローストしたり、コンフィしたり。ソースにはアメリカンチェリーがエントリーしているが、煮詰めた感じが濃厚さを生む。クエと同様にレアめな火入れは素晴らしいものあり。

「白桃」
口直しの白桃とエルダーフラワーのグラニテ。

「チュロスとバジルのアイス」
美しい蝶々はココナッツでできております。

リストランテ・ホンダ
050-5869-0637
東京都港区北青山2-12-35 タートルストーン青山ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13016590/

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