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2021.07.06 昼

腕一本で家族を支える男。御年74歳。@寿司安

寿司

新潟・三条・佐渡

3000円〜4999円

★★★☆☆

新潟県は米処であり、魚処。そうなれば、お寿司が選択肢に入ってることは必然でしょう。ということで、やって来たのは新潟駅からは少々離れたところにある寿司店『寿司安』。昭和九年創業、3代目が暖簾を守る老舗中の老舗。その大将も御年75歳で、奥では4代目が店を縁の下から支えております。なんとお孫さんが9人もいらっしゃるそうで、寿司握り続けて腕一本でたくさんの家族を養ってきたということ。そんな心強い男の寿司をいただいてまいりましょう。

極み、地魚を中心とした握りのコースをいただきます。米処であり、魚処であり、つまり寿司処である新潟県。これをPRしていこうと新潟県すし組合が提案する「極み」コース。店舗によって個性もあるのでしょうが、寿司安では地魚を中心とした特上の握り10貫を3500円(税抜)で提供しております。

典型的な町寿司の様子なのだが、大将のこだわりっぷりが素晴らしい。握り一つ一つに個性があるが、特にカナガシラや南蛮海老の魚醤などを使うのには驚いた。全体的に調味料使いがユニークで面白い。シャリは古典的な江戸前を想起させる大きめな作り、酢の酸味についてはほんのり程度。米の甘味を中心に構成されております。

コースのラインナップはこちら。

「玉子」最初は甘い、甘い玉子焼きからスタート。

「ホウボウ」カナガシラの魚醤で。

「ハチメ」いわゆるメバルのこと。食感がしっかり。

「真鯛」新潟特産の藤五郎梅と炒り胡麻の組み合わせ。

「鱚」夏の到来をつげる一品

「赤身」佐渡は全国レベルの鮪の名産地。新潟の地魚、あなどれません。

「南蛮海老」いわゆる甘海老のこと。噂の南蛮醤油でいただきます。甲殻類の旨味を含んで醤油はもはやそのままつまみにも。

「いくら」

「雲丹」煮切りか塩か選べます。ちなみに、これは塩。

「トロ」山葵を大量に投入しても隠し切れない脂の豊かさ。佐渡130キロの大トロ。

「涙巻き」自慢の真妻山葵を使った細巻き。ちなみに、山葵は青系と赤系に分別できるって知ってました?あの辛いやつは青系、風味豊かな根べり毛のある真妻山葵が赤系です。そんな蘊蓄も大将に教えて頂きました!

寿司安
025-222-4613
新潟県新潟市中央区本町通4番町273
https://tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15000391/

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